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ファティマ~辻公園のアルジェリア女たち~(叢書《エル・アトラス》)
レイラ・セバール
著
発行年月 |
2023年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
228p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/フランス文学 |
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ISBN |
9784801002470 |
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商品コード |
1036460291 |
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NDC分類 |
953.7 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2023年08月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036460291 |
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著者紹介
レイラ・セバール(著者):1941年、アルジェリアのサハラアトラス山脈にあるアフルーに生まれる。アルジェリア人の父、フランス人の母をもつフランス人作家。アルジェリア戦争中の18歳からフランスに暮らし、フェミニズム運動や雑誌の編集に携わる。以降、植民地支配に由来する自らの混交性、歴史と記憶、故国喪失のテーマを追求する小説、エッセイを執筆。主な作品には、『シェラザード、17才、髪は褐色の巻毛、眼は緑色』(1982年)、『セーヌは赤かった』(1999年)、主なエッセイには、『私は父の言葉を話さない』(2003年)、『アラビア語、秘密の歌』(2010年)、紀行文に『フランスのなかの私のアルジェリア』(2004年)などがある。
内容
おしゃべりの迷宮
「母親たちが集まるとおしゃべりが続いた。ダリラは母の尻に頬をぴったりくっつけて、彼女たちの話をよく聞いていた」
ムスリム移民が多く暮らすパリ郊外の集合団地、行き交う母親たちがおしゃべりに興じるなか、ひとりの少女が女たちの内輪話に耳を傾ける……
《はざま》に暮らす女性たちの声を重層的に響かせる、著者の代表作。