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原子力と人間の歴史~ドイツ原子力産業の興亡と自然エネルギー~
ヨアヒム・ラートカウ,
ロータル・ハーン
著
山縣 光晶,
長谷川 純,
小澤 彩羽
翻訳
発行年月 |
2015年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
7p,475p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/理工学/原子力工学/原子力工学 |
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ISBN |
9784806714989 |
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商品コード |
1018679777 |
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NDC分類 |
539.091 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2015年11月5週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2016/01/10 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1018679777 |
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著者紹介
ヨアヒム・ラートカウ(著者):1943年生まれ。ビーレフェルト大学名誉教授。ドイツにおける環境史の創始者の一人。
ロータル・ハーン(著者):1944年生まれ。ドイツの原子物理学者。原子力分野の内部精通者。
内容
ドイツを代表する環境歴史学者と原子炉安全委員長を務めた原子力専門家が、40年に及ぶ調査研究をふまえて描く原子力70年の歴史。ナチス時代の原子物理学研究から科学技術研究、核兵器保有の思惑、原子力発電の隆盛、反原発運動の政治と哲学、日本の原発事故を受けての新たなエネルギー社会の展望まで、原子力をめぐる政治、経済、社会、科学、エネルギー、核技術をドイツ、ヨーロッパを軸に米国、日本も視野にいれて描いた大著。ナチスの核兵器開発にかかわった科学者を含め、戦後、原子力の平和利用を志したドイツは、政府・産業界・研究者の主張、そして戦勝国による東西の分断のもと、原子力利用推進からチェルノブイリの原発事故により反原発の機運が高まり、保守党政権は2011年には福島の事故を受けて急遽原発からの撤退を決定した。本書はその過程を科学者、技術者、政府、エネルギー企業、電機メーカーのキーパーソンへのインタビューや膨大な資料の発掘からまとめあげた出色の産業社会技術史である。