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語りの場からの学問創成~当事者、ケア、コミュニティ~

嶺重 慎, 熊谷 晋一郎, 村田 淳, 安井 絢子  編
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価格 \2,860(税込)         

発行年月 2024年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 6p,264p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/社会科学/社会保障・社会福祉・社会政策 /社会保障・社会福祉・社会政策
ISBN 9784814005260
商品コード 1038198959
NDC分類 369.27
基本件名 障害者
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2024年05月2週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038198959

著者紹介

嶺重 慎(編者):京都大学名誉教授。1986年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了,理学博士。2023年京都大学を定年退職。専門は宇宙物理学(ブラックホール天文学)。専門研究の傍らバリアフリー学習教材(点字版・手話版)製作や京都大学バリアフリーシンポジウムの企画に携わる。2007年井上学術賞,2008年日本天文学会林忠四郎賞,2012年京都新聞教育社会賞受賞。主な著書に『知のバリアフリー:「障害」で学びを拡げる』(共編著,京都大学学術出版会,2014年),『知のスイッチ:「障害」からはじまるリベラルアーツ』)(共編著,岩波書店,2019年),『ブラックホールってなんだろう?』(福音館書店,2022年),『宇宙と時間』(共編著,恒星社厚生閣,2024年)など。
熊谷 晋一郎(編者):東京大学先端科学技術研究センター教授,小児科医。東京大学バリアフリー支援室長,日本学術会議会員,内閣府障害者政策委員会委員長。新生児仮死の後遺症で,脳性マヒに。以後車いす生活となる。東京大学医学部医学科卒業後,千葉西病院小児科,埼玉医科大学小児心臓科での勤務,東京大学大学院医学系研究科博士課程での研究生活を経て,現職。専門は小児科学,当事者研究。主な著作に『リハビリの夜』(医学書院,2009年),『発達障害当事者研究:ゆっくりていねいにつながりたい』(共著,医学書院,2008年),『つながりの作法:同じでもなく 違うでもなく』(共著,NHK出版,2010年),『みんなの当事者研究』(編著,金剛出版,2017年),『当事者研究と専門知』(編著,金剛出版,2018年),『当事者研究をはじめよう』(編著,金剛出版,2019年),『当事者研究:等身大の〈わたし〉の発見と回復』(岩波書店,2020年),『<責任>の生成:中動態と当事者研究』(共著,新曜社,2020年)など。
村田 淳(編者):京都大学学生総合支援機構准教授。同大学のDRC(障害学生支援部門)チーフコーディネーター,HEAP(高等教育アクセシビリティプラットフォーム)ディレクター。2007年より,京都大学における障害学生支援に従事。組織的な支援体制の構築や合理的配慮の提供に関するシステムを構築するなど,組織・部署のマネジメント業務を担う一方,障害のある学生の相談・支援コーディネート・各種コンサルテーションやプロジェクトを実施するなど,支援現場で様々な取り組みを行う。社会的な活動として,文部科学省「障害のある学生の修学支援に関する検討会」委員,全国高等教育障害学生支援協議会(AHEAD JAPAN)業務執行理事など。
安井 絢子(編者):京都大学文学部非常勤講師。2015年京都大学大学院文学研究科博士課程指導認定退学。博士(文学)(京都大学)。専門は現代英米倫理学,特にケアの倫理。先天的な視覚障害者。介助者のサポートのもと,滋賀大学や大阪経済大学,看護専門学校などで非常勤講師として授業担当する傍ら,一般向け講演,京都府立植物園における視覚障害者向けガイド養成講座にも携わる。主な著書に,『徳倫理学基本論文集』(共訳,勁草書房,2015年),『知のスイッチ:「障害」からはじまるリベラルアーツ』(共著,岩波書店,2019年),『倫理学』(共著,昭和堂,2023年)など。

内容

数値化・普遍化に傾注する従来の学問のみでは,弱くゆらぎやすい私たちの「生」をとらえることはできない。これを打開する鍵が,多様な困り事を抱えたひとびとの「声にならない〈声〉」の中にある。障害・依存症・難病の当事者の「語りの場」から,学問が「生に対する意義」を回復するための挑戦。

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