がん治療の薬理学~図でわかるメカニズム~
内容
目次
Chapter 1 抗がん薬の開発:序論 がんの病態生理:抗がん薬の標的 抗がん薬の有用性はどのように評価するのか? なぜ抗がん薬は効かなくなってきたり,あるいは最初から効かなかったりすることがあるのか? 薬物動態:投与された薬物の分布と代謝 薬物の効果的な作用を制限する要素 Chapter 2 アルキル化薬 ナイトロジェンマスタード類 ニトロソウレア類 トリアゼン類 アジリジン類 白金製剤 Chapter 3 代謝拮抗薬 ヒドロキシカルバミド,ピリミジン/プリン類似体,L‒アスパラギナーゼ リボヌクレオチドレダクターゼ阻害薬 チオプリンメチルトランスフェラーゼ L‒アスパラギナーゼ Chapter 4 代謝拮抗薬:葉酸代謝拮抗薬 代謝における葉酸の役割 葉酸代謝拮抗薬とその作用機序 葉酸輸送体 葉酸と葉酸代謝拮抗薬の細胞内での代謝 葉酸代謝拮抗薬の吸収と排泄 葉酸代謝拮抗薬の有害事象 高用量メトトレキサート療法の毒性と救護療法 Chapter 5 有糸分裂阻害薬 ビンカアルカロイド タキサン系薬物 微小管を標的とする新規薬物 Chapter 6 DNA 修復経路,アポトーシス経路,CDK 阻害薬 トポイソメラーゼ:DNA 損傷の原因となりうる内因性酵素 DNA 損傷応答経路を標的とする薬物 アポトーシスの促進:BH3 模倣薬とその他の薬物 CKD 阻害薬:細胞周期,抗アポトーシスタンパク質などを標的とする薬物 Chapter 7 エピジェネティックモジュレーター ブロモドメイン阻害薬 Chapter 8 腫瘍微小環境と分化誘導薬 Chapter 9 単独および併用ホルモン療法による乳がんの治療 エストロゲン受容体陽性乳がん 選択的エストロゲン受容体調節薬 アロマターゼ阻害薬 アロマターゼ阻害薬とキナーゼ阻害薬の併用 選択的エストロゲン受容体分解薬 卵巣機能抑制 Chapter 10 抗アンドロゲン療法 前立腺がんとアンドロゲンの生合成 アンドロゲン受容体とそのシグナル伝達の前立腺がんにおける役割 前立腺がんの治療戦略 Chapter 11 低分子薬による分子標的治療 ヒト上皮増殖因子受容体(HER)と上皮増殖因子受容体(EGFR) 血管内皮増殖因子(VEGF)受容体 MAPK シグナル伝達経路 ALK 転座 BCR‒ABL 相互転座 イソクエン酸デヒドロゲナーゼとTET2 ブルトン型チロシンキナーゼ JAK‒STAT シグナル伝達経路 FMS 様チロシンキナーゼ3 プロテインキナーゼとその阻害薬の分類 Chapter 12 モノクローナル抗体薬(抗体‒薬物複合体を含む) およびサイトカイン療法 非結合型モノクローナル抗体薬 抗体‒薬物複合体 放射性免疫複合体 サイトカイン療法 Chapter 13 免疫療法 免疫チェックポイント阻害薬,がんワクチン,CAR‒T 療法,二重特異性抗体 免疫系からの攻撃を回避するがん細胞 腫瘍細胞を殺傷するCD8 陽性エフェクターT 細胞 抗PD‒1 免疫療法と抗PD‒L1 免疫療法 免疫チェックポイント阻害薬 抗腫瘍免疫を回復させる免疫チェックポイント阻害薬 免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連有害事象 予防ワクチンは免疫を刺激する CAR‒T 療法と二重特異性抗体療法 Chapter 14 多発性骨髄腫のさまざまな治療標的 アルキル化薬 免疫調節薬 プロテアソーム阻害薬 コルチコステロイド 抗体薬 その他の免疫療法 エピジェネティックモジュレーター その他の多発性骨髄腫治療薬 Chapter 15 移植関連薬物 移植前処置に用いられる薬物 GVHD の予防と治療に用いられる薬物 Chapter 16 医薬品開発の基礎 臨床試験の流れ 臨床試験の問題点 患者選出と研究デザイン 2011~2016 年に開発された新規分子標的薬 新規抗がん薬の作用機序 生存評価項目 Chapter 17 臨床試験のデザインに不可欠な要素 PK/PD,統計,合理的な併用療法の原則 臨床試験の流れ 医薬品開発の三要素 橋渡し研究から臨床試験へのアプローチ 臨床試験におけるバイオマーカーの役割 バイオマーカーの特徴の評価と選択 使用目的にもとづいたバイオマーカーの開発 予後バイオマーカー 効果予測バイオマーカー がんに対する分子標的治療 併用療法の早期臨床試験のデザイン 適応的デザインを使用した早期臨床試験 医薬品開発への道筋 バイオマーカーの同定,検証,実際の使用の流れ 薬理学的オーディットトレイル 分子・薬理学的オーディットトレイル(MoPhAT)と薬理学的オーディットトレイル(PhAT)の比較 臨床試験におけるバイオマーカーの使用 Chapter 18 薬品の前臨床・臨床試験と承認申請
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