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テクノロジーの世界経済史~ビル・ゲイツのパラドックス~
カール・B・フレイ
著
村井 章子,
大野 一
翻訳
発行年月 |
2020年09月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
648p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/各国の経済事情・経済史 |
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ISBN |
9784822289027 |
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商品コード |
1032311195 |
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NDC分類 |
332.06 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2020年10月4週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2020/11/07 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032311195 |
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著者紹介
カール・B・フレイ(著者):オックスフォード大学フェロー。マックスプランク・イノベーショ ン・競争研究所博士。専門は経済学。2013年、マイケル・オズボーン との共同論文「雇用の未来ーー仕事はどこまでコンピュータ化の影響 を受けるのか」が世界的なAI・自動化技術と雇用問題の議論の火付け 役となった。
内容
「ビル・ゲイツは二〇一二年に『イノベーションがこれまでにないペースで次々に出現しているというのに‥…アメリカ人は将来についてますます悲観的になっている』と指摘し、これは現代のパラドックスだと語った。(本書序章から)
「仕事の半分が消える」――2013年、オックスフォード大学の同僚マイケル・オズボーンとの共同論文「雇用の未来ーー仕事はどこまでコンピュータ化の影響を受けるのか」で世界的な議論を巻き起こしたカール・B・フレイによるテクノロジー文明史。
フレイによるテクノロジーの観点から見た人類の歴史はこうだ。新石器時代から長く続いた「大停滞」の時代を経て、アジアなど他地域に先駆けて、蒸気機関の発明を転機としてイギリスで産業革命が起きる。「大分岐」の時代である。労働分配率が低下する労働者受難時代であり、機械打ち毀しのラッダイト運動が起きる。
その後、電気の発明によるアメリカを中心とした第二次産業革命が起き、労働者の暮らしが劇的に良くなる格差縮小の「大平等」の時代がやってきた。テクノロジーと人間の蜜月時代だ。
ところが工場やオフィスへのコンピュータの導入を契機に、格差が拡大する「大反転」の時代に入る。さらにAIによる自動化が人間の労働に取って換わることが予想される今後、人類の運命はどうなってしまうのか。著者フレイは膨大なテクノロジーと人間に関する歴史研究を渉猟し、「ラッダイト運動」再来の可能性もある、と警告する。
●目次
序論
■第1部 大停滞
第1章 産業革命前の技術の歴史
第2章 産業革命前の繁栄
第3章 なぜ機械化は進まなかったのか
■第2部 大分岐
第4章 工場の出現
第5章 産業革命と不満分子
■第3部 大平等
第6章 大量生産から大衆の中流化へ
第7章 機械化問題の再燃
第8章 中流階級の勝利
■第4部 大反転
第9章 中流階級の衰退
第10章 広がる格差
第11章 政治の二極化
■第5部 未来
第12章 人工知能
第13章 ゆたかな生活への道