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村上春樹<物語>の行方~サバルタン・イグザイル・トラウマ~(ひつじ研究叢書 文学編15)
山根 由美恵
著
発行年月 |
2022年05月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
6p,418p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784823411236 |
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商品コード |
1034469776 |
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NDC分類 |
910.268 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2022年07月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034469776 |
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著者紹介
山根 由美恵(著者):〈略歴〉島根県出身。広島大学大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(文学)。広島大学、広島国際大学、広島女学院大学等の非常勤講師を経て、二〇二一年一〇月より、山口大学教育学部講師。〈著書〉『村上春樹 〈物語〉の認識システム』(若草書房・二〇〇七)、〈共著〉『村上春樹スタディーズ2000―2000』(若草書房・二〇〇五)、『村上春樹におけるメディウム 20世紀篇』(淡江大學出版中心・二〇一五)、『村上春樹における秩序』(淡江大學出版中心・二〇一五)等。
内容
本書は、村上春樹が日本を離れ「イグザイル」(故郷離脱)を開始した時期から最新作までの村上文学の全体像および、変遷を捉えることを目的としている。現在村上は「世界文学」作家と評されることも多いが、自らを故郷離脱者と捉え模索した時期がある。この「イグザイル」意識からテクストを逆照射し、村上文学の新たな側面を提示した。また、本書では村上文学における「サバルタン」(下層・従属的・副次的存在)に着目し、村上文学の持つ批評性(とその限界)を捉えていることも特徴である。