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忘却の効用~「忘れること」で脳は何を得るのか~
スコット・A・スモール
著
寺町朋子
翻訳
発行年月 |
2024年05月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
253p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/基礎医学/生理学 |
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ISBN |
9784826902588 |
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商品コード |
1038349948 |
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NDC分類 |
491.371 |
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本の性格 |
学術書/学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2024年06月2週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2024/05/25、読売新聞 2024/08/11、読売新聞 2024/12/22 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038349948 |
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著者紹介
スコット・A・スモール(著者):コロンビア大学神経精神科学教授、同大学アルツハイマー病研究センター・ディレクター。アルツハイマー病および認知機能の老化を専門としており、記憶と記憶障害について140篇以上の論文を発表している。著者の業績は『ニューヨーク・タイムズ』紙や『ザ・ニューヨーカー』誌、『タイム』誌で紹介された。イスラエル育ちで、現在はニューヨーク市在住。
寺町朋子(翻訳):翻訳家。京都大学薬学部卒業。企業で医薬品の研究開発に携わり、科学書出版社勤務を経て現在にいたる。訳書にスペクター『歪められた食の常識』、キャロル『科学が暴く「食べてはいけない」の噓』、ハリス『生命科学クライシス』、デステノ『信頼はなぜ裏切られるのか』、ズデンドルフ『現実を生きるサル 空想を語るヒト』(以上白揚社)、トリー『神は、脳がつくった』(ダイヤモンド社)、キルシュ&オーガス『新薬という奇跡』(早川書房)ほか多数。共訳書にイーバン『ジェネリック医薬品の不都合な真実』(翔泳社)などがある。
内容
認知機能、創造力、メンタルヘルス、人格形成、
そして記憶にも、「忘れること」が必要だった
従来の研究では、物忘れは脳のエラーと考えられていた。しかし、近年になって「忘れること」には脳機能を支える重要な役割があることが分かってきた。
・過剰に記憶力がいい自閉症の症例から、忘却の役割について何がわかるか?
・暗記が苦手な医師が、どうして名診断医になれたのか?
・認知症の画家の作品から、創作と忘却の関係について何が言えるか?
・記憶と忘却はパーソナリティにどんな影響をおよぼすのか?
神経生物学、医学、心理学、コンピューター科学などの分野の知見をつなぎ合わせて、脳の機能としての〈忘却〉にまつわる驚きの発見を描いた、出色のポピュラーサイエンス。
「忘れっぽいことは正常であるばかりか、有益でさえある。そのわけを教えてくれる、実用的で、すばらしい本」
――ウォルター・アイザックソン『イーロン・マスク』著者
「忘却は災いではなく、幸いだった。記憶の最新科学を一般読者に向けて情熱的かつ簡潔明瞭に解説した」
――アントニオ・ダマシオ『進化の意外な順序』著者