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近江商人の生活態度~家訓・倫理・信仰~
窪田 和美
著
発行年月 |
2020年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
2p,292p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/各国の経済事情・経済史 |
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ISBN |
9784831862570 |
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商品コード |
1031328585 |
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NDC分類 |
672.161 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2020年04月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031328585 |
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著者紹介
窪田 和美(著者):1951年京都府生まれ。龍谷大学法学部法律学科卒業。信託銀行勤務を経て、1988年龍谷大学文学部社会学科社会学専攻学士入学。1992年龍谷大学大学院文学研究科社会学専攻修士課程修了(文学修士)。1995年龍谷大学社会学部助手、短期大学部助教授を経て、現在龍谷大学短期大学部教授。 著書は、『近江商人の里・五個荘――その伝統と現在』(1997年、行路社、共著)、『近江商人の酒造経営と北関東の地域社会――真岡市辻善兵衛家文書からみた近世・近代』(2016年、岩田書院、共著)。
内容
明治から戦後の経済成長期に活躍した近江商人。これまで多くの人がその優れた経営手腕や経済活動に注目し論じてきたが、本書は近江商人特有の生活態度(心的・倫理的原則や行動様式)に着目している。
近江から輩出され全国各地で長く栄えた近江商人の隆盛とその維持には、近江特有の価値観や文化・宗教が大きく影響している。
近江には寺院・神社、とりわけ浄土真宗系寺院が多く、村落社会の習慣や行動規範と深いつながりをもっていた。しかし真宗信仰が盛んな地域であればどこでも同様の商業活動の進展があったかというとそうではなく、近江という地域がもつ地理的条件や歴史的経緯の影響も大きい。
それらによって醸成された、近江商人の成功の基盤となった生活態度がどのようなものであったかを、実在した商人や商家の家訓・家憲に焦点を当て考察する。