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唯識説の深層心理とことば~『摂大乗論』に基づいて~
小谷 信千代
著
発行年月 |
2023年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
308p,9p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/宗教/仏教 |
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ISBN |
9784831870964 |
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商品コード |
1036390137 |
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NDC分類 |
183.94 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2023年09月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036390137 |
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著者紹介
小谷 信千代(著者):1944年、兵庫県生まれ。1967年、大谷大学文学部仏教学科卒業。1975年、京都大学大学院修士課程修了。1978年、大谷大学大学院博士課程満期退学。大谷大学教授を経て、現在大谷大学名誉教授。著書は『倶舎論の原典解明 賢聖品』(共著)、『法と行の思想としての仏教』『摂大乗論講究』『世親浄土論の諸問題』『真宗の往生論──親鸞は「現世往生」を説いたか──』『虚妄分別とは何か──唯識説における言葉と世界──』ほか。
内容
より精緻に、より深く。
唯識の「ことば」の哲学へ――
「あらゆる物事は心の現れである」と説く唯識。心は、視覚(眼識)、聴覚(耳識)、嗅覚(鼻識)、味覚(舌識)、触覚(身識)、知覚(意識)、自我意識(マナ識)の七識と、それらの根底に潜む深層の心であるアーラヤ識から成る。
かつて井筒俊彦氏は、心の深層で展開される「意味」世界の生成の秘密を探り出す道を唯識の哲学に中に見つけ、また丸山圭三郎氏は、ソシュールの言語哲学の中に唯識の説くアーラヤ識説と似た解釈が為されている、と述べた。
本書は、井筒・丸山両氏の説に触発され、世界が現象する経緯を哲学的整合性をもって理論的に説明し得る「ことば」の哲学として解き明かす。
テキストに無著の『摂大乗論』を取り上げ、唯識思想理解の重要な鍵「アーラヤ識」「三性説」「唯識の修道論」「深層心理とことば」などを探り、解説する。そこには唯識を分かり易く説明した入門書の性格と、その難解な言語哲学の解明を志した研究書の意味を合わせ持つ。
【目次】
はじめに
序 言
序 章
第一章 唯識ということ
第二章 アーラヤ識説
第三章 三性説
第四章 現象世界生起の構造
第五章 唯識学派の修習法
第六章 唯識説の「ことば」の哲学
第七章 瑜伽行と仏身論
おわりに
参考文献/索 引