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日本海草図譜 改訂版

大場 達之, 宮田 昌彦  著

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価格 \11,000(税込)         

発行年月 2020年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 12p,139p
大きさ 31cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/生物学/植物学
ISBN 9784832914094
商品コード 1032303967
NDC分類 474.038
基本件名 海そう-図鑑
本の性格 学術書/実務向け
新刊案内掲載月 2020年11月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032303967

著者紹介

大場 達之(著者):1936年 東京都に生まれる。
1959年 横浜国立大学卒業。
1966年 神奈川県立博物館準備事務局。
1967年 神奈川県立博物館学芸部学芸員。
1970~1972年 西ドイツ理論応用植物社会学研究所研究員。
1977年 理学博士(東北大学)。
1989年 千葉県立中央博物館副館長。
1996年 千葉県立中央博物館定年退職。
2005年 第13回松下幸之助花の万博記念賞授賞(地域の植物を調べる─市民の身近な環境情報としての植物誌─)

専門 植物社会学,植物地理学,地域植物誌

【主論文】
Ohba, T. 1974. Vergleichende Studien ueber die alpine Vegetation Japans. 1. Carici rupestris-Kobresietea bellardii. Phytocoenologia 1 (3): 339-401.
Ohba, T. 1994. Fl…
宮田 昌彦(著者):1953年 東京都に生まれる。
1985年 北海道大学大学院水産学研究科博士課程修了,水産学博士(北海道大学)。
1985年 東京学芸大学生物学教室助手。
1988~2008年 千葉県立中央博物館主席研究員を経て自然誌歴史研究部長。
1997年12月~1998年3月 文部省在外研究員(英国ロンドン自然史博物館)。
2009~2012年 千葉県立中央博物館分館海の博物館館長。
2013~2017年 千葉県立中央博物館主任上席研究員。
2018~2020年 放送大学非常勤講師。

専門 紅藻系統分類学,民族海藻学

【主論文】
Miyata, M. & Yotsukura, N. 2005. A preliminary report of gene analysis of Agarum oharaense Yamada (Laminariaceae, Phaeophyta), with special reference to the phylo…

内容

『日本海草図譜[改訂版]』の大きな特徴は、
①2007年刊行のオリジナル版において潮水~汽水に常在する“準海草”としたものを海草として扱ったこと
②APG分類体系Ⅳ(2016)と国際藻類・菌類・植物命名規約(2018)に準拠したこと
③著者らの葉緑体rbcL遺伝子をマーカーとしたオモダカ目の系統解析を踏まえて改訂を行ったこと
④本のサイズを書棚への収録を考慮してA3判(横297mm×縦420mm)からA4判(横210mm×縦297mm)としたこと
である。

こうした改定のもと、本書では日本列島沿岸海域に分布するすべての海草、1目5科12属28種1変種4雑種を収録した。そして、できうる限り生きた状態のサンプルを用いて精細に記録することをめざした。本書で用いたスキャナによる植物の記録、あるいはサンプルを水中に保持して透過光で撮影する方法などは、著者らが開発した手法であり、今後多くの研究分野で利用されるであろう。そのためスキャナによる記録手法についても記述し、研究手段の1つとして活用できるように配慮した。
日本列島沿岸海域に生育する海草の多くは、太平洋とインド洋に広く分布することから、本書の情報は特に日本の近隣諸国で海洋生物学、海洋生態学、保全生物学、海洋生物資源学、あるいは水産学の調査と研究に大きく役立つものと考える。本書はその目的を果たしうるように図版の精度を高めると共に、科、属、種の解説を和文と英文で記述し、海外での利用を容易にするように考えた。

このように本書がアジア、インド・太平洋地域の海草に関する学術研究の国際交流に対して果たす役割はきわめて大きいといえる。

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