著者紹介
ディック・ブルーナ(著者):ディック・ブルーナ ディック・ブルーナ(Dick Bruna) 1927年8月23日ユトレヒト(オランダ)生まれ。ロンドンの書店やパリの出版社で修行中、美術館を訪ね歩き、レジェやマチスなどの作品と出会って衝撃を受ける。1951年から父親の経営している出版社でグラフィック・デザイナーとして働き、2000冊を超える作品の装丁を手がけ、ポスターも数多く描いた。1953に最初の絵本『りんごちゃん』を、1955年には『ちいさなうさこちゃん』の初版を出版。その後、次々と絵本を創作し、作品数は100点以上にのぼる。日本を始め、40以上の言語に訳され、世界中で広く子どもたちに愛されている。日本では『ちいさなうさこちゃん』『こいぬのくんくん』(「こどもがはじめてであう絵本」シリーズ、福音館書店)や『ミッフィーのおばあちゃん』(講談社)などが出版されている。
まつおかきょうこ(翻訳):まつおかきょうこ 松岡享子(まつおかきょうこ) 1935年神戸市に生まれる。神戸女学院大学英文学科、慶応義塾大学図書館学科を卒業後渡米し、ウェスタンミシガン大学大学院で児童図書館学を学ぶ。ボルティモア市の公共図書館に勤めた後帰国し、大阪市立中央図書館小中学生室に勤務。その後自宅で家庭文庫をひらいて、子どもたちに接しながら、児童文学の研究、翻訳、創作に従事する。1974年、石井桃子氏らとともに、財団法人東京子ども図書館を設立し、以来現在まで同館理事長をつとめる。絵本作品に『しろいうさぎとくろいうさぎ』『おふろだいすき』(福音館書店)などがある。