丸善のおすすめ度
アーティストの手紙~ダ・ヴィンチ、ゴヤ、モネ、ロダン、ウォーホル…100人の気がかり~
マイケル・バード
著
大坪健二
翻訳
発行年月 |
2020年02月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
223p |
---|
大きさ |
24cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/芸術/美術理論・美術史 |
---|
|
|
ISBN |
9784837306856 |
---|
|
商品コード |
1031352202 |
---|
NDC分類 |
702.8 |
---|
|
|
本の性格 |
学生用 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2020年03月3週 |
---|
|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031352202 |
---|
著者紹介
マイケル・バード(著者):作家、美術史家、ラジオ司会者。ロンドンに生まれ、オックスフォードのマートン大学で学ぶ。著書に、リン・チャドウィック、サンドラ・ブロー、ブライアン・ウィンター、ジョージ・フラードに関する研究書や、『The St Ives Artists: A Biography of Place and Time(セント・アイヴスのアーティストたち:場所と時間の伝記)』などがある。ベストセラーとなった『100 Ideas that Changed Art(アートを変えた100のアイデア)』は9ヶ国語に翻訳されている。『ゴッホはなぜ星月夜のうねる糸杉をえがいたのか』(エクスナレッジ刊、2016年)は、68の物語で4万年に及ぶアートの歴史を旅する、マイケル最初の子供向けの本。現在は大英図書館のグディソン奨学金を獲得し、本や展覧会のために現代アーティストのオーラル・ヒストリーを研究調査し、アーカイブ化を進めている。アーティストのフェリシティ・マーラ夫人と共にコーンウォールに在住。
大坪健二(翻訳):1949年、長崎県に生まれる。京都大学文学部哲学科美学美術史専攻卒業。富山県立近代美術館(2017年閉館)に学芸員、学芸課長、副館長として勤務した後、現在は富山大学人文学部・芸術文化学部非常勤講師。文学博士(大阪大学)。専門はアメリカ美術史・美術館史、ミュージオロジー。主な担当展覧会:「富山国際現代美術展」(1981年)、「ジョージ・シーガル展」(1982年)、「現代版画ロンドン―ニューヨーク」展(1983年)、「生誕100年記念アルプ展」(1985年)、「ミロの世界」展(1986年)、「サム・フランシス展」(1988年)。主な著書・論文:『アルフレッド・バーとニューヨーク近代美術館の誕生』(三元社/2013年)、「20世紀初頭におけるアメリカ美術史学と美術館学の成立に関する一研究―ハーバード大学フォッグ美術館准館長ポール・サクスの《ミュージアム・コース》を中心に―」(第38回2009年度三菱財団人文科学研究助成/2011年)。
内容
本書は、この500年の間に交わされた、アーティストたちの手紙を集めたものです。日常や愛の会話から、制作上の苦悩やお金の心配まで、100人の私信を垣間見ることができます。カミーユを口説くロダン、仲介人に支払いの督促をするレンブラント、晩年のセザンヌの弱気と、それでもなお消えない描きたいという情熱……。彼らの手紙は人間らしさに溢れ、「アーティストは孤独な天才である」という神話を払拭してくれるでしょう。一部の手紙には即興のスケッチやドローイングも添えられており、走り書きしたような文字からは書き手の息遣いが聞こえるようです。デジタル時代だからこそ私たちの琴線に触れ、芸術家の体温が伝わってくる書簡の数々。手紙が書かれた時代背景や、画家本人についての解説も付いています。