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作家たちの手紙~ユゴー、ディケンズ、チェーホフ、カフカ、ミストラル、ソンタグ…94人の胸中~
マイケル・バード,
オーランド・バード
著
福間恵,
石田聖子,
梅垣昌子,
エリス俊子,
小澤裕之,
木内尭,
沓掛良彦,
白井史人,
福井信子,
見田悠子,
三村一貴
翻訳
沼野充義
監修
発行年月 |
2022年11月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
223p |
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大きさ |
24cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/文学史 |
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ISBN |
9784837306900 |
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商品コード |
1035193512 |
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NDC分類 |
902.8 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2022年12月3週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2023/03/12 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035193512 |
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著者紹介
マイケル・バード(著者):作家、歴史家。著書・編書に『アーティストの手紙 ダ・ヴィンチ、ゴヤ、モネ、ロダン、ウォーホル…100人の気がかり』(マール社、2020)、”Studio Voices: Art and Life in Twentieth-Century Britain”、”The St Ives Artists: A Biography of Place and Time” などがある。エクセター大学英国文芸基金フェロー。
オーランド・バード(著者):ジャーナリスト。「テレグラフ」紙の文芸欄担当副編集長で、本や旅行関係の記事を書いている。「フィナンシャル・タイムズ」紙や「リテラリー・レヴュー」誌への寄稿もある。ロンドン在住。
沼野充義(監修):1954年東京生まれ。東京大学名誉教授、名古屋外国語大学教授。著書に、『屋根の上のバイリンガル』『ユートピア文学論』『世界文学論』など。訳書に、S・レム『ソラリス』、V・ナボコフ『賜物』、『新訳 チェーホフ短篇集』、シンボルスカ『瞬間』など。
内容
【書籍内容紹介】
本書は、この500年の間に交わされた、作家や詩人の手紙をまとめた書簡集です。
下積み時代の苦労と野心、家族や愛の話、創作期の絶頂から人生の黄昏時に思うことまで……。
言葉を自在に操った作家たちが残した私信から、その濃密な人生模様を垣間見ることができます。
「大鴉」の修正を編集者に指示するポー、愛する人への手紙に詩を添えるゲーテ、
ジャン・バルジャンのごとく「闇夜」を照らそうとしたユゴー。
その筆跡からは書き手の息遣いまでが伝わって、
彼らの「知られざる作品」を読んでいるような感覚を覚えるかもしれません。
手紙原文は、各言語に対応した11人の専門家が翻訳しました。
書かれた時代背景や、作家・詩人についての解説も合わせてお楽しみください。
【池澤夏樹さん推薦文】
手紙を書く時、人は真意を伝えようと必死になる。
たとえ作家でも、また詩人でも。
─まず企画がいい。手紙というのはもっと読まれるべき文芸だから。
それに実物の写真を配するのも書き手の体温の感じがあっていい。
更にセレクションがよく、作家や詩人を簡潔に紹介する編者たちの文章がいい。
一通また一通と読んで、そのたびに何か一つ楽器が心に響くよう。
好きなのを1点選べば、筆跡ならこの手紙の4年後に自殺するシルヴィア・プラス。
文章ならドレスデンの大空襲を生き延びたことを家族に伝えるカート・ヴォネガット。