丸善のおすすめ度
江戸大仏
三船 温尚,
杉本 和江
編
発行年月 |
2024年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
29p,482p |
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大きさ |
31cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/芸術/彫刻・絵画 |
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ISBN |
9784840622783 |
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商品コード |
1038498283 |
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NDC分類 |
718.5 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2024年09月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038498283 |
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著者紹介
三船 温尚(編者):三船温尚(みふね はるひさ)
富山大学名誉教授。鋳造技術史。
〔主な著作〕
『国宝 蟹満寺釈迦如来坐像―古代大型金銅仏を読み解く―』(共編、2011年、八木書店)
『鏡笵―漢式鏡の製作技術―』(共編、2009年、八木書店)
杉本 和江(編者):杉本和江(すぎもと かずえ)
古美術修理 すぎもと。近世の金属製造業史。
〔主な著作〕『西楽寺不動明王修復報告書』(2009年、静岡県袋井市教育委員会)
内容
日本の各地で造立された江戸時代の大型鋳造青銅仏48体とその木造原型像2体を調査し、鋳物の合理的な生産体制と民衆信仰を解明!
鋳造技術史・仏教美術史・近世庶民史の専門家を中心に、最新の調査方法を駆使した、多角的・科学的な検証
●複数の鋳物師から見積もりを取り、競争入札で発注先を決定。大仏は部品で製作し、納品先で組み立てる——合理的な生産体制が完成した江戸時代、大仏の生産から当時の産業発展史の一側面を解明する。
●江戸大仏48体を現地で調査。3次元レーザー計測など最新の手法で基礎データを提供。知られざる近世の技術史・仏教美術を知る基本資料を提供する。
●江戸大仏の多くを手がけた鋳物師・藤原正義ばかりでなく、地域に根ざし独自の生産活動をつづけた在地の鋳物師にも注目して、江戸時代の大仏生産体制を解明する。
●さまざまな地域・時期に造立され信仰の対象となった江戸大仏を理解することで、当時の民衆信仰を多面的に理解することができる。
●現存する2体の木造原型像との3Dデータ比較や像内写真等、複眼的な資料から仏像を多面的に調査。
●48体のうち千葉県・法華経寺中山大仏(1719年)については仏教美術史、鋳造技術史、歴史学、文化財科学、考古学、3次元レーザー計測などの最新調査により徹底調査し、他の江戸大仏を研究するうえでの指標とする。
江戸大仏とは……江戸時代に造立された座高2.5メートルが基準となる大型鋳造青銅仏で、屋外に設置されるものが多い。現在、関東を中心に17都県に48体が確認される。本書により初めてその全貌が明らかとなる。