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オランダ社会への統合と「クルド人問題」~クルド組織と第2世代の活動を中心に~

寺本めぐ美  著

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価格 \5,500(税込)         

発行年月 2020年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 8p,242p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/労働経済・人口
ISBN 9784842065953
商品コード 1032462520
NDC分類 334.4359
基本件名 移民・植民
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年01月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032462520

著者紹介

寺本めぐ美(著者):津田塾大学国際関係研究所特任研究員。2017年津田塾大学大学院国際関係学研究科修了。博士(国際関係学)。
主要な著作に「移民統合政策の厳格化とオランダ・ハーグ市の政策における多文化主義」宮島喬・佐藤成基編『包摂・共生の政治か、排除の政治か――移民・難民・マイノリティと向き合うヨーロッパ』(明石書店、2019年)、「オランダのクルド系移民――社会統合とクルド・ナショナリズム」山口昭彦編『クルド人を知るための55章』(明石書店、2019年)、「地方自治体における多文化主義の意義と限界――オランダ・ハーグ市の政策とクルド組織の活動から」(『移民政策研究』11、2019年)、「オランダにおける『クルド・ナショナリズム』の展開――クルド系住民第2 世代の政治意識の分析から」(『日本中東学会年報』35(2)、2019年)など。

内容

オランダに居住し、トルコに背景を持つクルド系住民が、トルコでのクルド人の独立や連邦制を要求する政治活動をどのように展開してきたのか。またその背景を国際関係学的な視点から実証的に明らかにする。

――オランダに居住するクルド系住民の活動は、受け入れ国オランダにおける統合政策に積極的に対応しつつ、同時に、送り出し国トルコからの独立や連邦制を要求するクルドの政治運動と結びつくという両面性を持つ。受け入れ国に統合される移民・難民が、送り出し国との結びつきを弱めるという単純な現実があるわけではない。また「統合の意志のない」移民・難民が送り出し国との結びつきを強めるというのでもない。本書の事例検討から、受け入れ国の社会に統合されるだけでもなく、受け入れ国に背を向けて送り出し国との結びつきを強めるだけでもない、移民・難民の、より重層的な統合のあり方が見えてくるだろう。(「まえがき」より)—-

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