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現代の量子力学<下> 第3版(物理学叢書 113)

J.J.サクライ, J.ナポリターノ  著

桜井 明夫, 常次 宏一  翻訳
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価格 \6,050(税込)         

発行年月 2023年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 7p,340〜701p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/理工学/物理学/理論物理学
ISBN 9784842703794
商品コード 1036318114
NDC分類 421.3
基本件名 量子力学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2023年07月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036318114

内容

 本書の上巻は量子力学の基本的な枠組みを構築したが,下巻では実際に量子力学を適用する場合に重要となるテーマを説明する.量子力学における対称性,近似法,散乱理論,多体系の量子力学,および相対論的量子力学である.これらを習得することによって,読者が実際に量子力学を使いこなせるようになることがはかられている.
対称性の議論では基本的仮定から出発する本書のスタイルが活用されており,特に理解の難しい時間反転対称性の議論が明解である.実際の問題を解く場合に必要となる近似法については,標準的に変分法と摂動論を説明する.重要な応用として,外場による準位の分裂,スピン軌道相互作用,光の吸収と放出,さらに近年重要なテーマとなったベリー位相を議論する.引き続き,実験の解析にも重要となる散乱理論を詳しく説明するが,そこでは時間に依存する摂動論を活用する.多体系の量子力学では,フォック空間と第2量子化を説明して場の量子論を準備し,具体的に電磁場の量子化を実行して,カシミール効果の実験を議論する.第3版で追加された重要な項目は,近年多くの分野で用いられている密度汎関数理論であり,その基礎と簡単な応用を説明する.最後の相対論的量子力学については,ボソンとフェルミオンについてクライン-ゴルドン方程式とディラック方程式を説明し,第3版では前者の場の理論も追加した.最後に相対論的場の量子論の必要性が示される.
第3版では,読者の理解を深めるために演習問題が大幅に増やされた.さらに,分かりにくい箇所を中心に日本語訳では多くの訳注を付けて,初学者,自習者の便宜をはかった.

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