戦争の記憶と女たちの反戦表現
著者紹介
内容
目次
<戦時下の抵抗とアジアへのまなざし> 「宮本百合子『鏡の中の月』『雪の後』『播州平野』をめぐって―戦争ファシズムと女性」 岩淵宏子 「平林たい子・『敷設列車』から『盲中国兵』へ―帝国の狭間で消された記憶」 岡野幸江 「佐多稲子のアジアへのまなざし―反復される戦争の記憶と反戦の言説」 長谷川 啓 <戦争の傷跡と「敗戦」を生きる女たち> 「林芙美子論の試み 厭戦から平和への意志―『雨』『吹雪』『河沙魚』」 尾形明子 「日々の暮らしに根付く反戦メッセージ―壺井栄の『二十四の瞳』と『母のない子と子のない母と』を中心に」 小林裕子 「三枝和子の「女と敗戦」三部作」中山和子 <「核」の時代と向き合う> 「情緒的反戦意識の行方─被爆作家・大田洋子の場合」 黒古一夫 「ポスト「戦後」の表象─大庭みな子『浦島草』論」 清水良典 「空虚の密度を見つめて─林京子論」 永岡杜人 「米谷ふみ子と反戦─ヒロシマ・ナガサキから〈ふくしま〉以後へ」 北田幸恵 コラム/戦争に関する女性文学年表(沼田真里・編)
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