著者紹介
谷崎潤一郎(著者):明治19年(1886年)東京生まれ。東京帝国大学国文科中退。在学中に同人雑誌「新思潮」(第二次)を創刊し、「刺青」などを発表する。代表作に、『痴人の愛』『春琴抄』『細雪』『陰翳礼讃』などがある。「乙女の本棚」シリーズでは本作のほかに、『刺青』(谷崎潤一郎+夜汽車)、『魔術師』(谷崎潤一郎+しきみ)、『秘密』(谷崎潤一郎+マツオヒロミ)がある。
夜汽車(著者):イラストレーター。少女を描くことと19世紀末の挿絵画家を好む。懐かしいような落ちついた雰囲気のイラストを目標に制作している。著書に『人でなしの恋』(江戸川乱歩+夜汽車)、『刺青』(谷崎潤一郎+夜汽車)、『夜長姫と耳男』(坂口安吾+夜汽車)、『おとぎ古書店の幻想装画』、『Illustration Making & Visual Book 夜汽車』がある。