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メディア地質学~ごみ・鉱物・テクノロジーから人新世のメディア環境を考える~
ユッシ・パリッカ
著
太田純貴
翻訳
発行年月 |
2023年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
331p,17p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/理工学/情報学/情報学一般・その他 |
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ISBN |
9784845919291 |
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商品コード |
1035813171 |
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NDC分類 |
007 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2023年03月2週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2023/04/01 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035813171 |
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著者紹介
ユッシ・パリッカ(著者):1976年生まれ。オーフス大学教授(デンマーク)。サウサンプトン大学ウィンチェスター美術学校およびプラハ芸術アカデミー映像学部(FAMU)客員教授。編集者、キュレーターとしても活動。専門はメディア理論、メディア文化。著作としてInsect Media (2010), Digital Contagions (2007/2016)など。共編著書としてThe Lab Book: Situated Practices in Media Studies (2022)。論文や著作は11ヶ国語に翻訳されている。http://jussiparikka.net.
太田純貴(翻訳):1980年生まれ。鹿児島大学准教授。専門は美学芸術学・メディア文化論。執筆・翻訳・編集に、エルキ・フータモ『メディア考古学』(編訳、NTT出版、2015年)、『理論で読むメディア文化』(分担執筆、新曜社、2016年)、『美学の事典』(分担(項目)執筆、丸善出版、2020年)など。
内容
人類は石油を掘り
スマホは化石になる──
物質という視点や長大な時間から現代のメディア状況を捉え直す、気鋭の研究者によるハードでドライなメディア文化論。
ポストヒューマンや新しい唯物論にも接続するパースペクティヴから"傍若無人な人新世(Anthrobscene)"を看破する──
気候変動に直面し、電子廃棄物の山が築かれ、マイクロプラスチックが地球規模で循環する時代、複雑な環境に取り巻かれた現代のメディア文化を十分に理解するために必要なこととはなんだろうか? それは発展的で単線的な歴史観や人間という尺度に則ってきた従来のメディア論ではなく、メディアをそれに先行する物質的現実(地球の歴史、地層、鉱物、そしてエネルギーなど)から捉える視点である。
本書では人間的なスケールから逸脱する巨視的・微視的な時空間からメディアテクノロジーの物質性を読み解くことで、メディア文化・地球・人間を貫く奇妙な関係を浮かび上がらせる。化石や元素といった地球由来の要素を利用したテクノロジーは、陳腐化してごみとなり、やがて地球へと回帰し、新たな「地球」を形づくっていく……その途上にある「今」をどのように考えられるのか──。本書はメディアテクノロジーを条件として「現在」に圧縮される過去と未来、そして迫り来る新たな「人間」と「自然」を探究する。
メディア研究の若き旗手の一人である著者による、人新世のためのメディア論に必須の一冊。
【キーワード】
人新世/傍若無人新世/ポストヒューマン/新しい唯物論/思弁的実在論/メディア考古学/深い時間/心理地球物理学/ごみ/資源/電子廃棄物/金属/鉱物/地層/化石/メディアテクノロジー化石/塵埃/労働/気候変動/環境/非人間/分解/DIY/サーキットベンディング/メディアアート……