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アロマプロフィール解析による香りの科学~商品開発に向けたニオイ受容のしくみが導く香気複合臭解析~
長谷川 登志夫
著
発行年月 |
2021年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
4p,278p,4p |
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大きさ |
26cm |
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ジャンル |
和書/理工学/化学/分析化学 |
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ISBN |
9784860437275 |
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商品コード |
1032980551 |
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NDC分類 |
433.9 |
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本の性格 |
実務向け |
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新刊案内掲載月 |
2022年02月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032980551 |
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著者紹介
長谷川 登志夫(著者):長谷川 登志夫(埼玉大学 大学院理工学研究科化学系専攻 准教授)
内容
◆今まで困難とされてきた複雑な香気素材の香気特性について、著者の開発したニオイ受容の仕組みをベースとしたアロマプロフィール解析を用いて明らかにする!
◆これまで培ってきた豊富な研究データを、具体的な事例を示しながら徹底解説!
◆香りの仕事に関わっている方がぶつかるであろう困難を解決するためのヒントが満載!
日々の暮らしの中においてニオイは社会のあらゆる場面に関わっており、その果たす役割は多岐にわたる。
しかしニオイの分析(ニオイの原因物質は何であるか,どのような成分からそのニオイは作られているかの特定等)は、今まで様々な方法が考案され実際に使用されているが、現実にはどのようにアプローチしたらいいのかの方法には経験的な要素が大きく、未だ困難な課題である。
一方で、ニオイ受容の仕組みについてはここ十年余りの間に多くの成果が得られ、他の五感に比べて圧倒的に複雑な仕組みであることが明らかになっているが、このニオイ受容の仕組みを実際の香気分析に取り入れた分析は、ほとんど行われていない。
ニオイについての関心は近年高く、より精密な解析が求められているが、ニオイ分析で緻密なデータが得られても、ニオイ受容の仕組みを考慮しなければ十分な情報を得ることはできない。
本書では、著者の考案したアロマプロフィール解析(ニオイ受容の仕組みをベースとした複合臭解析方法)を用いることで、従来は困難であった様々な香気素材の香気の特徴を明らかにする。従来の方法と組み合わせることで、今まさに直面しているニオイの諸問題を解決する手掛かりを得られるであろう。
【主な目次】
第1編 ニオイの問題へのアプローチ
第2編 アロマプロフィール解析を用いた香気研究の実際
第3編 ニオイ分子の構造とニオイの関係
付録 本著で取り上げた主なニオイ分子の1H NMRおよび13C NMR チャート