丸善のおすすめ度
地球温暖化で雪は減るのか増えるのか問題
川瀬 宏明
著
発行年月 |
2019年12月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
254p |
---|
大きさ |
19cm |
---|
|
ジャンル |
和書/理工学/地球科学/気象学 |
---|
|
|
ISBN |
9784860646035 |
---|
|
商品コード |
1030982095 |
---|
NDC分類 |
451.66 |
---|
|
|
本の性格 |
学生用 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2020年02月2週 |
---|
書評掲載誌 |
日本経済新聞 2020/02/15 |
---|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030982095 |
---|
著者紹介
川瀬 宏明(著者):1980年生まれ。気象庁気象研究所応用気象研究部主任研究官。博士(理学)。気象予報士。専門は気象学、気候学、雪氷学。2019年度日本雪氷学会平田賞を受賞。
内容
日本には、日本海側を中心に、豪雪地帯と呼ばれる地域がたくさんあります。スキーやスノーボードで雪を楽しむ人もいれば、雪かきや雪下ろしに苦労する人、雪や雪解け水を農業などに利用する人もいます。そんな身近な雪の「これから」に大きく関わる存在なのが、地球温暖化です。
気温が上がると、降雪は減ってしまうのでしょうか? どうやら、そんな単純なことではないようなのです。
日本でただ一人、雪と地球温暖化を専門に研究する著者が、雪と地球温暖化の関係に迫ります!
目次
1 日本の雪のいま
1・1 そもそも気温が低くなるのはなぜ?
1・2 日本海側に降る雪
1・3 太平洋側に降る雪
1・4 冬型でも太平洋側で雪が降る?
1・5 台風が大雪をもたらす?
気象キャスターコラム 初雪最前線 北海道の雪(菅井貴子)
東北地方の降雪の特徴・予報の難しさ(吉田晴香)
2 雪を知るには観測が必要だ ── 雪の観測の現状
2・1 雪の結晶 ── 天からの手紙
2・2 雪に似たもの──あられとひょう、凍雨と雨氷
2・3 降ってくる雪を測るには?
2・4 積もった雪を測る
2・5 準リアルタイム積雪深分布図
2・6 山の積雪を知る ── 立山黒部アルペンルート沿いの積雪観測
2・7 スノーメモリー ── 雪に残された記憶
2・8 雪予報はどこまで当たる? ── 降雪の数値シミュレーション
2・9 積雪の数値シミュレーション
気象キャスターコラム 北陸地方の雪(木地智美)
豪雪は忘れたころに(二村千津子)
3 異常気象と地球温暖化が雪の降り方を変える
3・1 異常気象とは
3・2 地球温暖化のいろは
3・3 地球温暖化によって変わりつつある気候
気象キャスターコラム 関東の雪予報は闘い(今村涼子)
東海地方の雪 ── 鍵は風向きと低気圧のコース(山田修作)
近畿地方の雪の降り方(南利幸)
4 地球温暖化と雪の未来
4・1 将来、雪は増えるのか? 減るのか?
4・2 21世紀末の冬の天気予報
4・3 温暖化の緩和策と適応策
4・4 そんな未来にしないために
気象キャスターコラム 中国地方の雪の降り方(岩永哲)
四国地方の雪の降り方──南国の“豪雪地帯”(広瀬駿)
九州の雪予報の難しさ(松井渉)