共感と感応~人間学の新たな地平~
内容
目次
1 共感する心(共感のクオリア-形而上学の通路としての 共感の進化-「心の理論」はなぜあるか? 想像力と共通感覚-カント哲学のコンテクスト 共有知としての「良心」についての一考察-「良心」は誰のものか?) 2 感応する身体(微笑と感応-ルネサンス期の絵画における微笑みの誕生と主観性の原理 文学と手紙-感応の遊戯 幽霊の表象に見る近世の身体観 曽我教学に於ける感応道交について) 3 共鳴する空間、融合する地平(静物画としての自画像、あるいは自画像としての静物画 至福直観と享受-西洋中世における享受の問題 光輝く者との交感-ヒルデガルト・フォン・ビンゲンのヴィジョン 「共感」と社会秩序-スミスの「同感」、ヴェーバーの「諒解」) 4 表現学への回廊(文化風土と絵画表現-文化比較の視点から デューラーとブリューゲルの空間描写の違い)
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