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奇蹟と痙攣~近代フランスの宗教対立と民衆文化~
蔵持 不三也
著
発行年月 |
2019年09月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
598p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/フランス史 |
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ISBN |
9784862090744 |
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商品コード |
1030855635 |
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NDC分類 |
235.05 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2019年10月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030855635 |
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著者紹介
蔵持 不三也(著者):1946年栃木県生まれ。社会科学高等研究院博士課程修了(民族学専攻)。早稲田大学名誉教授。著書に「ペストの文化誌」「シャルラタン」など。
内容
1727年5月1日、パリの貧民街にあるサン=メダール教会で、清貧を貫いたジャンセニストの助祭パリスが息を引き取る。以後、その教会墓地でおびただしい奇蹟的快癒が生まれた。教皇権と王権、イエズス会に激しく抗するジャンセニズムを背景とし、民衆的なメシアニズムを表象するように、奇蹟的治癒者は、みずからが証言・署名した奇蹟体験の「記録」を残した。この民衆の、みずからを証し立てる「声」は、やがて、世紀末フランス革命の「声」に重なっていく。
本書は、その膨大な報告書と、奇蹟の真偽や「痙攣派」を巡る攻防の一次史料を詳細に読み解き、フランス近代における「民衆的イマジネール」の動態を描きだした歴史人類学、書きおろし大著。