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フランス宮廷のイタリア女性~「文化人」クリスティーヌ・ド・ピザン~
M.G.ムッツァレッリ,
伊藤 亜紀
著
発行年月 |
2010年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
206,34p 図版20p |
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大きさ |
20 |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学 |
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ISBN |
9784862850867 |
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商品コード |
0110059099 |
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NDC分類 |
951.4 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2010年08月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0110059099 |
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内容
クリスティーヌ・ド・ピザン(1365頃-1430頃)は百年戦争,大教会分裂など時代の転換期にペンで身を立てた初の女流作家である。ボローニャ大学で教鞭を執っていた父親がフランス宮廷に招聘され,幼少年期にパリに渡り生涯をフランスで過ごした。彼女は25歳で寡婦になってから,父親の教育により培った教養を糧に,王の伝記を執筆し,恋愛詩や道徳,政治,軍事,教育にわたるさまざまな分野で作家活動しつつ,ほとんどの女性が発言すらできない時代の中で,主要な知識人と渡りあい,王妃と直接向きあい,女性の知性と道義を貶める者に権威をもって異議を唱えた。従来のクリスティーヌ評価が「女性の名誉と女性の権利との勇敢な弁護人」(ホイジンガ)というフェミニスト的イメージに偏りすぎるとして,著者は写本挿絵中のクリスティーヌの服飾に注目するなど,彼女の多様な活動の全体像に迫った。欧米では彼女への関心が高まっているが,わが国ではほとんど知られず研究もわずかである。本書はピザンへの格好の手引きとなろう。