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思春期の行動を引き出す対話法~文脈的認知行動療法に基づいて専門医が教える~
細川大雅
著
発行年月 |
2023年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
119p |
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大きさ |
26cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/心理学/臨床心理・精神療法 |
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ISBN |
9784862940728 |
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商品コード |
1035894575 |
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NDC分類 |
146.8 |
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本の性格 |
実務向け |
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新刊案内掲載月 |
2023年04月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035894575 |
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著者紹介
細川大雅(著者):東京大学医学部卒・東京大学大学院卒(医学博士)
精神科専門医・精神科専門医指導医・精神保健指定医・産業医・学校医・公認心理師。
東大病院精神神経科,初石病院,内閣府,ハーバード大学医学部精神科研究員,土田病院副院長を経て,思春期発達専門のストレスケア東京上野駅前クリニックを東京都台東区に開業。帝京平成大学客員教授,思春期発達研究所所長。専門は思春期精神医学。
思春期のまま人生を終えた弟と,思春期も迎えられなかったもう1人の弟のことを考えながらも,「いま,ここ」にいる中学生と高校生の思春期の娘2人の言葉に耳を傾ける日々を送っている。
内容
援助関係における対話のなかで言葉は,どのように機能するのでしょうか? 本書は相談場面(カウンセリング)における思春期クライアントとセラピストの対話をとりあげ,そこで交わされる言葉に着目し,その言葉がどのように思春期クライアントにポジティブあるいはネガティブな影響もたらすかをあきらかにしています。
PART1で「思春期支援のエッセンス」と題して,思春期クライアントの特徴と思春期支援のゴール(とそのゴールに至る道筋),思春期支援において大切な概念・技法を紹介しています。PART2とPART3では,〈親に連れられてやってきた思春期のクライエント〉という同一のケースの「初回インテーク場面」を取り上げ,思春期支援の目標である「自分で考え,自分で行動できる」ための支援,つまり「自己理解」→「意思形成」→「意思決定」→「行動」までを伴走する,カウンセリング場面を紹介していきます。ここではセラピスト・クライアントの言動のもつ意味や機能を詳述しています。
PART4ではあらためて,PART3で紹介した「カウンセリングの成功例」の重要局面をピックアップし,一連のやりとりのなかで展開された理論的背景を解説します。