ミュゼオロジーへの招待
新見 隆, 金子 伸二, 杉浦 幸子 著
内容
目次
第1章 二一世紀のミュージアム像を求めて 新見 隆 ミュージアムはモーツァルトである/生の実感、高揚を体験する場/ 文化リテラシーの核心/野辺の花に永遠の命を/風土が生むコスモポリタン/ 宇宙積み木の楽しさ、「宇宙芸術霊」との出会い/アートに恋い焦がれて/ 「治癒の文化」から考える/大分の世界性を掘り起こす新美術館オープン展/ アートで革命を/芸術の真の自由と寛容/芸術の底力 第2章 ミュージアムがあらわすもの──定義・種類・目的・機能 金子伸二 博物館とは何か/博物館を分類する/博物館の目的/博物館の機能と作用/ 博物館の多様性 第3章 ミュージアムとミュゼオロジー 杉浦幸子 はじめに/ミュゼオロジーとは──その定義と内容/ミュゼオロジーの歴史/ ミュゼオグラフィと博物館工学/ミュージアムの語源を辿る/ミュージアムの歴史/ 変化するミュージアムとミュゼオロジー──ICOMの定義から/まとめ 第4章 稀代のミュゼオロジスト=美術館構想者、柳宗悦 新見 隆 近代とは、ふるさとを失った魂が放浪する旅である/御上の文化政策に喧嘩を売る/ ゴシック、李朝、沖縄、そして民藝/アルカイックでニュートラルなモダンの場/ 審美眼の場、美の教典を示す殿堂 第5章 MoMAに喧嘩を売った男──ミュゼオロジストとしてのイサム・ノグチ 新見 隆 MoMAのゴーキー/MoMAの専横/「モダン=近代」との決別/ 自然と文明のコントラスト/美術機能論と未来的芸術のかたち/ ライトとノグチの実利教育的空間/異文化の造形という未来教室 第6章 現代のミュージアム事情を見る──観光、リテラシー、触覚的空間 新見 隆 世紀末ミュージアム考/生活へ、環境へ/ミュージアム的現代における三種の神器/ ヒントはカフェのメニューにあり/誰もがアーティスト、すべてが創造/ ミュージアムが目指す「精神的な価値」/神話の再創造、万人のためのミュージアム/ 五感と体験を求めて 第7章 ミュージアム紹介 日本のミュージアム 金子伸二 近年の動向/1 九州国立博物館/2 DIC川村記念美術館/3 富弘美術館/ 4 十和田市現代美術館/5 東京大学総合研究博物館 世界のミュージアム 杉浦幸子 1 テート/2 サムスン美術館リウム/3 ディア・ビーコン/4 イスラム美術館 あとがきにかえて
カート
カートに商品は入っていません。