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戦乱で躍動する日本中世の古典学

前田 雅之  著

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価格 \13,750(税込)         

発行年月 2024年07月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 950p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784867660478
商品コード 1038611121
NDC分類 910.23
基本件名 日本文学-歴史-古代
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2024年09月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038611121

著者紹介

前田 雅之(著者):1954年生まれ。1979年、早稲田大学教育学部国文科卒。1987年、同大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程を単位取得退学。博士(文学)。東京女学館短期大学教授、東京家政学院大学人文学部教授を経て、現在、明星大学人文学部日本文化学科教授。専門は古典学。
著書に、『今昔物語集の世界構想』(笠間書院、1999年)、『記憶の帝国 「終わった時代」の古典論』(右文書院、2004年)、『古典的思考』(笠間書院、2011年)、『古典論考 日本という視座』(新典社、2014年)、『アイロニカルな共感 近代・古典・ナショナリズム』(ひつじ書房、2015年)、『保田與重郎 近代・古典・日本』(勉誠出版、2016年)、『なぜ古典を勉強するのか 近代を古典で読み解くために』(文学通信、2018年)、『書物と権力 中世文化の政治学』(吉川弘文館、2018年)、『古典と日本人 「古典的公共圏」の栄光と没落』(光文社新書、2022年)など。
編著に、『〈新しい作品論〉へ、〈新しい教材論〉へ 古典編』(共編、右文書院、2003年)、『中世の学芸と古典注釈 中世文学と隣接諸学5』(編著、…

内容

そもそも古典なるものの意識はどう生まれたのか。
日々揺れ動きながら、過去・伝統を意識しつつ、伝統の枠組みの中で新たに古典学なり、和歌なりを生み出していくダイナミックな人々の行為を、政治変革や戦乱なかから描き出し、日本における古典知や、古典的素養のありかたを考える。
古典と戦争はどのような関係にあるか。「文学」の重みを考え抜き、そのありかたを歴史的展開の中で叙述する。
古典とは何か。国文学とは何か。根源から説き起こす。

【今後、古典が復興することはおそらくないだろうと思われるが、世界情勢の変容に伴う、新たな国学、ナショナリズムの覚醒による全体主義的な復興ではなく、自己のアイデンティティとは何かという真摯な疑問によって、加えて、現在を相対化するためのツールとして、古典が復興することを今は祈りたい。古典をもつ国・共同体に生まれた人間としては、古典から逃れることなどできないのである。ならば、堂々と古典の中に飛び込もうではないか。それが根無し草にならない唯一の方法であるからである。】……「エピローグ」より

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