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大正時代の音楽文化とセノオ楽譜

越懸澤麻衣  著

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価格 \3,080(税込)         

発行年月 2023年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 306p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/音楽
ISBN 9784867800096
商品コード 1035799704
NDC分類 762.1
基本件名 音楽-日本
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2023年05月1週
書評掲載誌 日本経済新聞 2023/05/20
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035799704

著者紹介

越懸澤麻衣(著者):東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程および博士後期課程修了。博士(音楽学)。学内にて安宅賞、アカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。ドイツ学術交流会(DAAD)の奨学生としてライプツィヒ大学音楽学研究所に留学。現在、昭和音楽大学、洗足学園音楽大学、東京理科大学、横浜市立大学、群馬大学、各非常勤講師。
専門は、ベートーヴェンをはじめとする西洋音楽史、および日本の洋楽受容史。学術論文の他、『音楽の友』や演奏会のプログラムへも多数寄稿している。NHK-FM「ベスト・オブ・クラシック」NHK交響楽団公演生放送のスタジオ・ゲストとして解説も務める。著書に『ベートーヴェンとバロック音楽――「楽聖」は先人から何を学んだか』(音楽之友社、2020年)、訳書にB. クイケン『楽譜から音楽へ――バロック音楽の演奏法』(道和書院、2018年)がある。

内容

西洋音楽と遭遇した大正時代、
そこには楽譜があった!
聴こえては流れてゆく「音」を五線譜で出版し、
かつて一世を風靡したと言われるセノオ楽譜とは何か?
そして、主宰者・妹尾幸陽とは一体何者なのか?
楽譜の表紙を鮮やかに飾った竹久夢二との関係など、
大正時代の西洋音楽受容の様子を活写する!
===========
【目次】
はじめに◉楽譜と音楽の伝播
第一部
セノオ楽譜、そして竹久夢二とその時代
第一章◉セノオ楽譜とは
  「セノオ楽譜」の誕生
  楽譜の構成
  販売方法
  セノオ楽譜のシリーズ
  価格と購入者
  売れ筋ランキング
第二章◉竹久夢二による表紙画の魅力
  多彩なアーティスト・竹久夢二
  夢二が描いた表紙画
  セノオ楽譜を買う夢二ファン
  詩人としての夢二
  《宵待草》の誕生
  大正時代の楽譜の表紙画
  楽譜と美術
第三章◉妹尾幸陽の音楽人生
  音楽との出会い
  大学生の頃
  音楽評論家として
  作曲家として
  音楽業界での多面的な活動
  外国人演奏家との交流
  ラジオへの参入
  影を潜めた後半生
  太陽音楽出版社としての再出発

第二部
セノオ楽譜が伝えた名曲
第一章◉『夜のしらべ』—三浦環とレコードと
第二章◉『軍艦行進曲』—大正時代の軍歌
第三章◉『歌劇「カルメン」ハバネラの歌』 —帝国劇場、開幕
第四章◉『歌劇「ボカチオ」恋はやさしい野辺の花よ!』—浅草オペラの栄枯盛衰
第五章◉『歌劇「ミニヨン」君よ知るや南の国』—外国語の「歌」を日本語で
第六章◉『カチューシャの唄』—「流行歌」の誕生
第七章◉『からたちの花』—山田耕筰との協同作業(一) 山田の歌曲
第八章◉『荒城の月』—山田耕筰との協同作業(二)山田が編曲した作品
第九章◉『ジー線上のアリア』—日本のヴァイオリン・ブーム
第十章◉『神の栄光』—日本におけるベートーヴェン受容

目次

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