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西洋文学にみる魔術の系譜
田中千惠子
著
発行年月 |
2024年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
240p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/文学史 |
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ISBN |
9784867800577 |
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商品コード |
1039425710 |
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NDC分類 |
902 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2025年01月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039425710 |
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著者紹介
田中千惠子(著者):元大阪大学大学院非常勤講師/英文学・表象文化論/著書:『「フランケンシュタイン」とヘルメス思想—自然魔術・崇高・ゴシック』(水声社、2015年)、「メアリー・シェリー、孤独な魂の飛翔—The Fields of Fancyにおけるプラトン主義的探究」『イギリス・ロマンティシズムの光と影』(音羽書房鶴見書店、2011年)、訳書:エドワード・ブルワー=リットン『ポンペイ最後の日』上下巻(幻戯書房、2024年)など。
内容
フィチーノ、ヘルメス主義、中世北欧のルーン魔術、
中世ロマンスからドイツ・ロマン派、
フリーメイソン、ブルワー=リットン、レヴィ、
キャロル、フランス19世紀文学、そしてユングまで――
西洋に生き続けてきた魔術とその思想――
本書は文学のなかの魔術の系譜を浮き彫りにし、
古代から現代まで、魔術の隠された〈知の歴史〉を
文化越境・領域横断的に炙りだす。
魔術の秘密の扉がいま開かれる。
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目次
◉序 章
西洋の魔術とその歴史(田中 千惠子)
第一部 古代・中世・ルネサンス期における文学と魔術
◉第一章
フィチーノ、プラトン的・偽プラトン的伝統、魔術
—ルネサンス・ヘルメティズム研究(根占 献一)
◉第二章
中世北欧のルーン魔術(小澤 実)
◉第三章
中世ロマンスにおける魔術
—「思いもよらぬこと」を思う(横山 安由美)
第二部 ロマン主義から近代魔術へ
◉第四章
ドイツ・ロマン派と魔術
—魔術の言語と詩のことば(鈴木 潔)
◉第五章
フリーメイソンから近代魔術へ
—「自己宗教」の変容(吉村 正和)
◉第六章
E・ブルワー=リットンの魔術とゴシック
—『ポンペイ最後の日』と『幽霊屋敷』(田中 千惠子)
第三部 近代から現代へ—文学・魔術・ユング心理学の地平
[エッセイ①]
認識論から見たエリファス・レヴィのオカルティズム(鈴木 啓司)
[エッセイ②]
「近代」は魔に始まり魔に終る
—たとえばキャロルの数学魔術(高山 宏)
◉第七章
フランス十九世紀文学にみる音楽の魔力(中島 廣子)
◉第八章
ユングと魔術
—脱魔術化から再魔術化へ(渡辺 学)
索引