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少女たちの<居場所>~資本の他者として~

関谷 由美子  著

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価格 \3,520(税込)         

発行年月 2023年12月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 485p,11p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784867820438
商品コード 1037942032
NDC分類 910.26
基本件名 日本文学-歴史-近代
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2024年03月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037942032

著者紹介

関谷 由美子(著者):関谷由美子(せきや ゆみこ)

東京生まれ
博士(文学)
1980年 東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了
2014年 学位取得(首都大学東京)
職歴 文教大学、大東文化大学、上智大学、共立女子大学、国士舘大学、成城大学短期大学部などで講師を務める。
現在 日本近代文学会、日本文学協会、社会文学会、島崎藤村学会会員

○著書
 『漱石・藤村〈主人公の影〉』(愛育社 1998・5)
 『〈磁場〉の漱石―時計はいつも狂っている―』(翰林書房2013・3)

○共著他
『大石修平 感情の歴史』(共編 有精堂1996・10)、『明治女性文学論』(共編 翰林書房2007・11)、『大正女性文学論』(共編 翰林書房2010・12)、『韓流サブカルチュアと女性』(共著 至文堂2006・7)、『井上ひさしの演劇』(共著 翰林書房2012・12)、『つかこうへいの世界 消された〈知〉』(2019・2)、『宝塚の21…

内容

「大人に成るは嫌やなこと」(「たけくらべ」)
この声のゆくえを日本文学の中に探る。

少女について、この社会が擁する言葉は実に少ない。だから少女は、憂鬱の宝庫である。(「あとがき」より)



〈目次より〉

Ⅰ 仮名垣魯文 〈毒婦〉と新聞  
 第一章 『高橋阿伝夜叉譚』の機構 ―隠喩としての〈博徒〉―  

Ⅱ 尾崎紅葉と北田薄氷  
第二章 硯友社一面 明治二十年代の想像力 ―『心の闇』の〈出世主義〉―  
第三章 日清戦後文学としての『多情多恨』 ―〈擬制〉と〈集合〉―  
第四章 〈異類婚姻譚〉の復活 ―北田薄氷の〈室内〉―  

Ⅲ 島崎藤村・宗教の問題   
第五章 『家』―〈永続〉の信仰 ―〈御先祖〉という思想―  

Ⅳ 田村俊子・高群逸枝 少女たちの困難
第六章 〈糸魚川心中事件〉と『あきらめ』 ―二つの〈自由〉をめぐって―  
第七章 〈戦闘美少女〉の戦略 ―『木乃伊の口紅』の〈少女性〉― 
第八章 〈少女情死事件〉の時代 ―〈性欲論議〉と少女―
第九章 高群逸枝『娘巡礼記』―〈文明化の過程〉を視座として―

Ⅴ 夏目漱石
第十章 『こころ』 ―ロマン的〈異形性〉のために―

Ⅵ 徳田秋聲
第十一章 異邦の身体―『あらくれ』の〈語り〉―

Ⅶ 近代演劇 三好十郎・つかこうへい
第十二章 『トミイのスカートからミシンがとびだした話』試論―〈選択〉しない女たち―
第十三章 〈カーニバル〉としての全共闘闘争―『飛龍伝 神林美智子の生涯』と〈天皇制〉―

Ⅷ 林芙美子と戦争 
第十四章 井上ひさし『太鼓たたいて笛ふいて』―ハメルンの〈子供たち〉―  
第十五章 『浮雲』の身体文化―ジェンダーという〈磁場〉―

補遺
韓国ドラマ『冬のソナタ』の神話構造―〈偽装〉するドラマ―

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