差異と共同~「マイノリティ」という視角~
孝忠 延夫 著
内容
目次
はしがき 序章 これからの『マイノリティ研究』 [孝忠 延夫] 第Ⅰ部 マイノリティの権利と国家 第1章 韓国における「民主共和国」の概念 [國分 典子] 第2章 中国における死亡賠償金の算定基準と戸籍制度 [宇田川幸則] 第3章 タイにおける人権侵害と国家人権委員会への救済申立て ―共同体の権利を中心として [西澤希久男] 第4章 土地の権利とマイノリティ ―タンザニアの事例にもとづく考察 [雨宮 洋美] 第5章 インド2008年村法廷法の特質 ―とくに司法パンチャーヤトと比較して [浅野 宜之] 第6章 いわゆるブルカ禁止法をめぐって ―2010年5月11日国民議会決議によせて [村田 尚紀] 第7章 憎悪煽動の規制と表現の自由 ―マイノリティの地位と尊厳という視点から [奈須 祐治] 第Ⅱ部 マイノリティをめぐる政治と思想 第8章 16世紀フランスの政治的寛容をめぐって ―その予備的考察として [宇羽野明子] 第9章 16世紀スペインにおける恩寵と自由意志 ―前モリナ主義からモリナ主義へ [松森奈津子] 第10章 マイノリティの権利の普遍性を語る困難について ―エストニアの少数民族文化自治を事例として [小森 宏美] 第11章 刑法175条と同性愛者たち ―通時的観点に立った東独(DDR)に於ける反同性愛法 [須摩 肇] 第Ⅲ部 国際的問題領域としてのマイノリティ 第12章 国際法学におけるマイノリティ研究の過去と現在 [桐山 孝信] 第13章 シティズンシップ(だけ)では足りない ―さまざまなシティズン、さまざまな安全と不安全 [柄谷利恵子] 第14章 中華帝国における外国人とマイノリティをめぐる二つの視座 ―近代東アジアの一系譜学 [蔡 孟翰](翻訳:安武真隆) 第15章 ドイツの移民政策と主導文化を巡る論争 [佐藤 裕子] 第16章 戦間期日本のマイノリティの権利論 ―田畑茂二郎の少数民族保護条約理解について [西 平等] 第17章 アメリカの理念と難民政策 [大津留(北川)智恵子]
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