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井戸茶碗の真実~いま明かされる日韓陶芸史最大のミステリー~

趙 誠主  著

多胡 吉郎  翻訳
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価格 \2,750(税込)         

発行年月 2019年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 197p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/工芸
ISBN 9784877144838
商品コード 1030606220
NDC分類 751.2
基本件名 陶磁器-朝鮮
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2019年10月1週
書評掲載誌 朝日新聞 2019/10/19
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030606220

著者紹介

趙 誠主(著者):1944年韓国生まれ。延世大学史学科卒業。陶芸家。池順澤のもとで作陶修行を経て独立、宝林陶苑を開窯。2007年から2年間、韓国の『茶人』誌に「井戸茶碗に対する理解」を連載。

内容

天下の名碗、井戸茶碗の謎とは――
日本では国宝ともなった茶碗の王者は、原産地・朝鮮ではどんな器だったのか?
その製作時期、場所、用途など、多角的なアプローチから謎の名碗の真実に迫る。
発掘調査による科学的解析と資料研究、そして土と炎を熟知した韓国人陶芸家の経験が導く、知られざる真実の数々。
日韓陶芸史の闇にあてられた鮮やかな一条の光がもたらす驚きと興奮。
いま、ようやくにして、井戸茶碗はここまで明らかになった!
訳者による現地訪問記「井戸茶碗の故郷を訪ねて」を付す。

千利休ら茶人はもとより、豊臣秀吉を始めとする戦国武将たちを魅了し、日本の国宝にまでなった井戸茶碗。
だが日本に渡ってくる前、朝鮮での正体については謎に包まれてきた。
500年の時を超え、いま蘇る井戸茶碗の真実。
☆発掘調査が語る、熊川〔ウンチョン〕陶窯址こそが井戸茶碗の故郷と考えられる根拠。
☆梅花皮〔かいらぎ〕、轆轤目〔ろくろめ〕など、特徴的な姿ぶりは、どうして生まれたのか?
☆当時の朝鮮人の器観はどうだったのか? なぜ井戸茶碗は韓国から出土しないのか?
☆井戸茶碗=祭器説は、茶碗の頂点に立つ現在の位相から推測し、当時の朝鮮社会の現実を無視した暴論。
☆著者は半世紀にわたり「高麗茶碗」を製作してきた韓国陶芸界を代表するひとり。国宝「喜左衛門井戸」茶碗を、韓国人陶芸家として初めて手に取り閲〔けみ〕した人でもある。半生をかけた井戸茶碗研究の精華がここに結集。

「本書を読む私たちが覚えるのは、井戸茶碗のルーツ解明がここまで来たという驚きであり、知的興奮である。」(訳者プロローグより)

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