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睡眠薬・抗不安薬のエキスパートコンセンサス
高江洲 義和,
稲田 健
著
発行年月 |
2023年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
261p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/神経・精神科学/神経科学 |
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ISBN |
9784880029016 |
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商品コード |
1036730874 |
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NDC分類 |
493.7 |
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本の性格 |
実務向け |
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新刊案内掲載月 |
2023年11月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036730874 |
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著者紹介
高江洲 義和(著者):琉球大学 大学院医学研究科精神病態医学講座准教授
稲田 健(著者):北里大学医学部精神科学教授 日本臨床精神神経薬理学会理事長
内容
ベンゾジアゼピン受容体作動薬の長期・高用量使用が
わが国の医療における重要課題の1つとなっている。
特に、睡眠薬・抗不安薬としての処方で依存などが生じ、
減薬・中止といったいわゆる出口戦略の実践に大きな困難が伴うことは
精神科医に限らず、多くの医師が経験していることだろう。
そうした現状を踏まえ、日本睡眠学会、日本臨床精神神経薬理学会、
日本不安症学会、日本プライマリ・ケア連合学会という4学会協力のもと
ベンゾジアゼピン受容体作動薬の適正使用・出口戦略に対する実践的対処法、
非薬物療法の活用などに関する調査が行われた。
本書は、その調査結果をエキスパートの意見として取りまとめた上で、
詳細な解説を加え、臨床で活かせる手引きとして示したものである。
エキスパートであれば重要と考える治療の大枠を示した
「コンセンサスステイトメント」により、いま一度治療を見つめ直すこともできるし、
臨床疑問(CQ)への回答結果を示した「エキスパートコンセンサス」により
専門医がどのような治療をしているのか理解して、臨床を進めることも可能である。
共同意思決定や新規薬剤といったテーマにも多く言及し、
臨床活用にも大きく役立つ1冊となっているはず。
プライマリ・ケア医、精神科医を中心に、多くの学びをここから得られることを願っている。