ホーム > 商品詳細

書評掲載
丸善のおすすめ度

ポケット詩集

田中 和雄  編
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \1,650(税込)         

発行年月 1998年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 157p
大きさ 16
ジャンル 和書
ISBN 9784887470033
商品コード 0198089351
NDC分類 911.568
基本件名 詩(日本)-詩集
書評掲載誌 朝日新聞 2017/09/03
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0198089351

内容

本書の冒頭を飾るのは宮沢賢治の「雨ニモマケズ」、しめくくりは茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」です。編集の組み立ては、最初の段階で心に決めていました。

これには編者のある思いがあります。
編者が少年時代に唯一暗誦できた詩は、「雨ニモマケズ」でした。
この詩を哲学者の故・谷川徹三氏(谷川俊太郎さんの父)が「精神の高さにおいてこれに比べうる詩を私は知らない」と述べていることに感銘を受け、触発されたことが「ポケット詩集」編集の動機です。

精神の高さということなら、「雨ニモマケズ」一編に限りません。編者の見解では、茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」、石垣りんさんの「表札」、谷川俊太郎さんの「みみをすます」も、まったく同レベルです。

はじめは、万葉集からボードレールまでと気宇壮大なアンソロジーを考えましたが、ごった煮になってすっきりしません。そこで近現代の、精神の高い現代詩を選ぶこと3年、発刊は1998年11月。絵本「葉っぱのフレディ」と時を同じくして世に出ることとなりました。

---
「子どもたち、詩を読みなさい。とびきり上等のいい詩を読みなさい。いい詩というのは、詩人が自分の思いをどこまでも深く掘りさげて普遍(ほんとうのこと)にまで届いた詩のことです。詩人の仕事は、生きる歓びをうたうことです。いい詩はみな、生きる歓びにあふれています。」(本書まえがきより)

カート

カートに商品は入っていません。