丸善のおすすめ度
「文化昆虫学」の教科書~神話から現代サブカルチャーまで~
保科英人,
宮ノ下明大,
高田兼太
著
発行年月 |
2021年08月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
311p |
---|
大きさ |
21cm |
---|
|
ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/生物学/動物学 |
---|
|
|
ISBN |
9784896942880 |
---|
|
商品コード |
1033536293 |
---|
NDC分類 |
486.04 |
---|
|
|
本の性格 |
学生用 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2021年09月3週 |
---|
|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033536293 |
---|
著者紹介
保科英人(著者):昭和47年神戸市生まれ。平成12年九州大学大学院農学研究科博士課程修了、博士(農学)。
現在、福井大学教育学部教授、日本甲虫学会和文誌編集委員長、福井県環境審議会野生生物部会長、環境省希少野生動植物種保存推進員。
専門:文化昆虫学、科学史、土壌性甲虫分類学
著書:『大衆文化のなかの虫たち』(共著)論創社、『近代華族動物学者列伝』勁草書房、ほか
宮ノ下明大(著者):昭和39年鹿児島県生まれ。平成5年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了、博士(農学)。
現在、国立研究開発法人農研機構主席研究員。法政大学兼任講師、都市有害生物管理学会会長。
専門:応用昆虫学、文化昆虫学
著書:『文化昆虫学事始め』(共著)創森社、『大衆文化のなかの虫たち』(共著)論創社、ほか
高田兼太(著者):昭和49年大阪市生まれ。平成17年金沢大学大学院自然科学研究科博士課程中退、理学修士。
現在、団体職員(在野研究者)、日本甲虫学会会員。
専門:文化昆虫学、昆虫生態学
内容
日本の“国虫”はゲンジボタルで決まり?!
「あなたの情はセミの羽のように薄い」と夫を難詰した『蜻蛉日記』の作者。クモの糸のおかげで九死に一生を得た源頼朝。蛾に想いを託した幕末のヒーロー土方歳三。バッタの跳躍力をまとった仮面ライダー。日本人と昆虫との奇妙な関係を探る〈文化昆虫学〉のエッセンスが詰まった新しい教科書誕生!
〈文化昆虫学〉は1980年代にアメリカで提唱された。その研究対象は文化的/余暇的なモノである。しかしながら、これまでの文化昆虫学の分析対象は、有名古典文学や美術史上の重要絵画など、主に上流階級が担った“お堅い文化”に限定されてきた。本書は、明治大正期のペット昆虫、現代の特撮やアニメ、街中のお菓子のモチーフなど“大衆文化”に見られる昆虫にも着目し、『万葉集』『枕草子』からは見えてこない、日本人と昆虫との知られざる関係を明らかにした、令和新時代の文化昆虫学の教科書である。