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未来のコミューン~家、家族、共存のかたち~
中谷 礼仁
著
発行年月 |
2019年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
315p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/理工学/建築学/各種の建築 |
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ISBN |
9784900997738 |
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商品コード |
1029419643 |
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NDC分類 |
527.04 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2019年02月5週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2019/03/02、朝日新聞 2019/04/06 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1029419643 |
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著者紹介
中谷 礼仁(著者):1965年東京生まれ。早稲田大学理学部建築学科卒業。同大学創造理工学部建築学科教授。長期持続集落研究・千年村プロジェクトを展開。著書に「動く大地、住まいのかたち」など。
内容
民俗学者・柳田国男が描いた家の事件をプロローグに、初源的な家の構成があらゆる住居に現れるプロセスを解明し、さらに近代的設備に内在する家の新たな神話体系を描いた原論である第一部。建築家アドルフ・ロースの装飾−身体制度論に端を発し、近代住宅デザインに込められた文明的課題を解剖、摘出した展開編の第二部。その後半から第三部にかけて、資本主義下における人間の労働と自発的活動との桎梏に目を向け、近代的共同体にまつわるめくるめくプロファイリングが始まる。共同体への希求がディストピアを招く近未来小説、アメリカの宗教的コミューンが巻き起こした事件の意味解明、1970年代に精神医学者R・D・レインらが実践した反治療組織・キングズレイ・ホールの実証的復原とその批判。本書最終部では、病を社会との不適合による移行的状態ととらえ、病が持つ社会への働きかけの可能性を逆に検討する。「病」の共同の場としての家の再創造を検討し、その思考は新たな社会のヴィジョンを示唆するに至る。エピローグではコミュニティ・ホーム「べてぶくろ」(東京池袋のべてるの家)での共同的家改修の試みに日常での確かな希望が託される。今和次郎、エンゲルス、シェーカー教、アーレント、クリストファー・アレグザンダーらを導きの糸に、著者の年来の営みが総括され、徹底した思考を家に向かってたたみかけた話題作。