量子分光化学~分光分析の基礎を学ぶ~
河合 潤 著
内容
目次
まえがき 第1章 X線のブラッグ回折とボーア-ゾンマーフェルトの量子化条件 1.ボーア-ゾンマーフェルトの量子化条件 2.単振動の例 3.結晶によるX 線の反射-ブラッグの式の例 参考書+読書案内 第2章 最小作用の原理と屈折 1.デカルトの粒子説による光の屈折の説明 2.フェルマーの波動説による屈折の説明 3.量子論の屈折 4.群速度,波束,ハイゼンベルクの不確定性原理 Appendix 光子の質量,運動量,スピン 参考書・参考文献+読書案内 第3章 シュレディンガー方程式・ハイゼンベルクの行列力学・流体力学 1.シュレディンガー方程式の導出 2.ハイゼンベルクの行列力学 2.1 励起水素原子の線スペクトル 2.2 調和振動子と原子 2.3 連続した2つの遷移 3.流体力学との類似性 参考書・参考文献+読書案内 第4章 摂動論とイオン結晶 1.時間に依存しない摂動 2.イオン結晶への応用 参考書・参考文献 Appendix 水素原子の波動関数 第5章 黒体放射と時間を含む摂動:レーザー,光学遷移 1.レーリー-ジーンズの式における∫→∑への入れ替え 2.アインシュタインの遷移確率(1916年) 3.He-Ne レーザー 4.時間に依存する摂動 参考書・参考文献 第6章 調和振動子:WKB近似,場の量子化 1.調和振動子 2.生成・消滅演算子による調和振動子の扱い 3.調和振動子のWKB 近似による取り扱い 4.電磁場の量子化 参考書・参考文献 第7章 遷移金属化合物の電子分光 参考書・参考文献 第8章 対称性:分子の対称性と有限群 参考書・参考文献 Appendix 群の定義 第9章 赤外分光とスメカル-ラマン分光,電子と電磁波の相互作用 1.振動スペクトル 2.分子の回転の量子化 3.スメカル-ラマン分光 4.電磁場と電子の相互作用 5.クラマース-ハイゼンベルク方程式 参考書・参考文献+読書案内 第10章 対称性:スペクトルの多重項構造と無限群,角運動量 参考書・参考文献+読書案内 あとがき 索 引
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