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フランス都市文化政策の展開~市民と地域の文化による発展~
長嶋 由紀子
著
発行年月 |
2018年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
317p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/現代政治・行政学 |
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ISBN |
9784902078527 |
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商品コード |
1028057172 |
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NDC分類 |
318.935 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年09月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028057172 |
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内容
20世紀後半のフランス地方都市における文化政策の展開は、どのような社会の実現を目指し、 誰によっていかに切り開かれてきたのか?市民の自発性と創造性に基づいたガヴァナンスは、文化を通していかにして可能か?文化をめぐる「共治」の成立と「実践」のプロセスを解明する。***日本における都市文化政策への関心は、「創造都市論」が脚光を浴びた二〇〇〇年代前半に飛躍的に高まった。以後はフランスに関しても、文化省の政策よりもむしろ地方都市自治体の文化政策が注目された傾向がある。……活気あふれる各地の様子が伝えられ、産業構造の変化による地域経済の深刻な衰退から、積極的な芸術文化政策を主軸とする都市戦略で再生を果たした事例として参照された。だが、自治体予算総額の一割以上を占める多額の文化支出が何故行なわれるようになったのか、公共空間に大胆に芸術創造を位置づけて都市の様相を変化させる施策はどのような思想から生まれたのか、また、こうした自治体の政策がどのような制度に支えられて成立し、どのような実施体制で行われているのか、といった諸点にまで踏みこんだ研究は、これまでに行われていない。本書は、こうした問いに具体的に応えようとする。本書のもうひとつの企図は、文化政策を動機づけるパラダイムそのものを再考することにある。……(「まえがき」より抜粋)