丸善のおすすめ度
音楽のカルチュラル・スタディーズ
マーティン・クレイトン,
トレヴァー・ハーバート,
リチャード・ミドルトン
編
原 真理子,
三宅 博子,
ト田 隆嗣,
田中 慎一郎
翻訳
若尾 裕
監修
発行年月 |
2011年02月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
4,409p |
---|
大きさ |
21cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/芸術/音楽 |
---|
|
|
ISBN |
9784903951409 |
---|
|
商品コード |
1000060272 |
---|
NDC分類 |
760.4 |
---|
|
|
本の性格 |
学術書/学生用 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2011年04月2週 |
---|
|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1000060272 |
---|
著者紹介
マーティン・クレイトン(編者):オープン・ユニヴァーシティ音楽学部勤務。「音楽文化研究部門」の部長もつとめる。1998年から2001年まで英国民族音楽学会誌(British Journal of Ethnomusicology)の編集長(Suzel Ana Reilyと ともに)。近著にTime in Indian Music: Rhythm, Metre and Form in North Indian Rag Performance (Oxford University Press, 2000)。ウェブページ:www.open.ac.uk/arts/music/mclayton.htm
トレヴァー・ハーバート(編者):オープン・ユニヴァーシティ音楽学教授。金管楽器の歴史、用法、文化およびウェールズ音楽について執筆している。
リチャード・ミドルトン(編者):イギリス、ニューカッスル・アポン・タイン大学音楽学教授。著書にPop Music and the Blues (1972)、Studying Popular Music (1990)、Reading Pop (2000)。
原 真理子(翻訳):英国エクセター大学社会学部博士後期課程および神戸大学人間発達環境学研究科博士後期課程在籍中。ニューヨーク州マンハッタンヴィル大学にてミュージック・マネジメント専攻の学士号、神戸大学修士号取得。専門は音楽療法・コミュニティ音楽活動の臨床社会学研究。英国エクセター大学では、音楽社会学研究グループ(SocArts)に在籍し、認知症者とケア従事者を対象にした草の根音楽活動のエスノグラフィ調査を実施。
三宅 博子(翻訳):神戸大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程修了。学術博士。日本音楽療法学会認定音楽療法士。兵庫県認定音楽療法士。博士論文「音楽療法の政治性に関する研究:〈制度〉と〈生〉の間から」では、音楽療法における音楽行為の意味を政治性という視点から問いなおし、より開かれた音楽療法のあり方へ向けて考察をこころみた。現在は、障害児・者や神経難病患者との音楽即興実践をおこなうとともに、そこで生まれる表現の様態や意味にかんする研究をおこなっている。
ト田 隆嗣(翻訳):民族音楽学・音楽人類学。著書『声の力』(弘文堂)など、論文“Identity manipulation and improvisatory singing in central Borneo” (Senri Ethnological Reports 65)など。文学博士。大阪教育大学准教授。
田中 慎一郎(翻訳):京都大学文学部卒業、大阪大学大学院文学研究科修士課程修了。日本音楽即興学会世話人。
若尾 裕(監修):神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。日本音楽即興学会世話人代表。専門領域は臨床音楽学や即興演奏。音楽療法も含め、現代音楽後の新しい音楽の創成が今の研究テーマ。著書に『奏でることの力』(春秋社)、『音楽療法を考える』(音楽之友社)など、CDにジョエル・レアンドルと共演した『千変万歌』(メゾスティクス)など。
内容
本書は、音楽研究を大作曲家の楽譜研究や伝記読物といった旧弊から解放し、楽譜や音楽用語に頼らずに、さまざまな学問領域を横断しながら、音楽を文化としてとらえなおす試みである。収録された多彩な論考は、いずれも音楽を社会的活動として理解することから出発し、たがいに重なり補いあう概念のパッチワークを提示している。
第1部では音楽と文化・社会・歴史との関係を俯瞰的にとらえ、第2部では個別のテーマや概念を集中的に議論し、音楽研究の今後向かうべき方向を示す。
◎本書に登場するキーワード
人類学、社会学、生物学、民族誌、歴史記述、意味論、記号論、ポスト・モダニズム、アフォーダンス、アイデンティティ、セクシュアリティ、ジェンダー、テクスト、身体性、他者性、消費、植民地主義、人種主義、ディアスポラ、政治、産業、教育、民族問題etc.