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唱歌の社会史~なつかしさとあやうさと~

永澄 憲史, 中西 光雄, 河津 聖恵, 山室 信一, 伊藤 公雄, 野田 淳子, 中西 圭三, 佐久間 順平  著

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価格 \2,200(税込)         

発行年月 2018年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 263p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/音楽
ISBN 9784904678589
商品コード 1027849623
NDC分類 767.7
基本件名 唱歌-歴史
本の性格 学術書/学生用
書評掲載誌 東京・中日新聞 2018/08/12、毎日新聞 2018/09/02
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027849623

著者紹介

永澄 憲史(著者):1955年三重県生まれ。同志社大学文学部卒業。京都新聞社定年退職。文化部専門記者。
中西 光雄(著者):1960年岡山県生まれ。国学院大学大学院文学研究科博士課程後期中退。学校法人河合塾古文科専任講師。

内容

「唱歌」という、今までにはあまり類のない視点から読み解く日本近現代史。 ひろく愛唱されている文部省唱歌の数々には、近代国家としての「日本」および「日本人」をつくっていくという隠された目的がありました。 明治維新までは、ほとんどの日本人は「日本」「日本人」という自意識のないままに生きてきました。富国強兵策、植民地主義の中で、日本政府は、「日本人」という意識を国民に持たせる政策をとります。それが、国語読本、修身、であり、音楽=唱歌教育でした。 本書は、2015年におこなわれたシンポジウムをもとに、新規書き下ろし原稿を加えました。 今も人々に愛唱されている唱歌の数々を例示しながら、唱歌の成り立ち、植民地政策のなかで歌われた歌詞、戦後の占領政策のなかで黒塗りされた軍国的な歌詞、また官製の唱歌に対抗した「童謡」などをいとぐちに、国文学、社会学、法制史学、また詩人の立場から、近代日本の社会史を広くみていきます。 唱歌の愛好者はもとより、音楽教育、歴史教育の実践者、また、研究者にもおすすめいたします。 取り上げる唱歌は、「庭の千草」「故郷」「我は海の子」「早春賦」「蛍(蛍の光)」「あおげば尊し」「春の小川」「霞か雲か」「夏は来ぬ」「朧月夜」「浜辺の歌」「兵隊さん」「故郷を離るる歌」「里の秋」「故郷の廃家」「鉄道唱歌」ほか。

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