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三島由紀夫の方法(三島由紀夫研究 22)

松本徹  編
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価格 \2,750(税込)         

発行年月 2022年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 143p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784907282790
商品コード 1034553136
NDC分類 910.268
個人件名 三島/由紀夫
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2022年06月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034553136

内容

 三島由紀夫の生誕八十年、没後三十五年に当たり、さまざまな行事が行われているが、三島研究に従事するわれわれは、研究誌「三島由紀夫研究」(当面、年二回刊行)を創刊することにした。
  三島由紀夫の存在がいまやいかに大きくなっているか、言うまでもなかろう。今後、ますます大きくなり、昭和文学ばかりでなく、明治、大正の文学、今日およびこれからの文学を考える上でも、重要さを増すに違いない。それとともに、日本の古典、その底に横たわる思想、海外の文芸との係わりを考察する上でも、欠くべからざる存在となっている。このような三島の文学と取り組むことは文学がひどく疎かにされている今日、とくに重要な意味を持つと信ずる。
  ただし、そうであればあるほど、さらに視野をひろげ、多角的、柔軟に、恣意に陥ることなく、考究することが必要である。一定の立場に囚われず、いわゆる作家研究の枠からも自由に、各国の言語、文化の違いを深く認識したうえで、その障壁を越え、推し進めなくてはなるまい。
  また、同時代を生きた人々が年々少なくなり、貴重な証言、生きた記憶が失われつつあり、それらを可能な限り記録し、新たに掘り起こしておくことも、研究の基礎固めのための緊急課題となっている。その一方では、年々研究論考の数が増え、それらを把握、見渡し、活用するのが難しい状況になっている。
  こうした今日のさまざまな問題に応えるためには、継続的に努めることが必要と考えた。微力なわれわれであるが、出来る限りのことをして行きたいと思っている。その意図するところをご推察の上、ご協力、ご支援を広くお願いする。

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