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海のジェンダー平等へ(海とヒトの関係学 6)

秋道 智彌, 窪川 かおる, 阪口 秀  著

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価格 \1,870(税込)         

発行年月 2024年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 261p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/家族・世代
ISBN 9784908443480
商品コード 1038083845
NDC分類 367.1
基本件名 女性問題
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2024年04月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038083845

著者紹介

秋道 智彌(著者):1946年生まれ。山梨県立富士山世界遺産センター所長。総合地球環境学研究所名誉教授、国立民族学博物館名誉教授。生態人類学。理学博士。
京都大学理学部動物学科、東京大学大学院理学系研究科人類学博士課程単位修得。国立民族学博物館民族文化研究部長、総合地球環境学研究所研究部教授、同研究推進戦略センター長・副所長を経て現職。
著書に『明治~昭和前期 漁業権の研究と資料』、『魚と人の文明論』、『サンゴ礁に生きる海人』『越境するコモンズ』『漁撈の民族誌』『海に生きる』『コモンズの地球史』『クジラは誰のものか』『クジラとヒトの民族誌』等多数。
窪川 かおる(著者):1955年生。帝京大学先端総合研究機構客員教授。海洋生物学者。理学博士。
早稲田大学大学院理工学研究科博士大学院後期課程修了。
東京大学海洋研究所先端海洋システム研究センター教授、東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所教授、東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター特任教授を経て現職。
著書に『海のプロフェッショナル―海洋学への招待状』『ナメクジウオ―頭索動物の生物学』等。
阪口 秀(著者):1962年生。(公財)笹川平和財団海洋政策研究所長、常務理事。博士(農学)。
京都大学農学部卒業、同大学院農学研究科修了。オーストラリア連邦科学技術研究機構主任研究員、海洋研究開発機構地球内部ダイナミクス領域固体地球動的過程研究プログラムディレクター、数理科学・先端技術研究分野長、理事補佐、海洋研究開発機構理事等を経て現職。
著書に『階層構造の科学―宇宙・地球・生命をつなぐ新しい視点』等。

内容

海にまつわる問題点を各方面の専門家たちが俯瞰的に考え、解決への道筋を提言する当シリーズ。
第6巻は現在の日本で大きな問題になっており、SDGs5でも開発目標とされているジェンダー平等がテーマ。
世界経済フォーラムが発表するジェンダーギャップ指数では常にランキング下位争いとなっている日本。例にもれず、海に関する仕事・研究に携わる女性の数も少しずつ増えてきているとはいえ、まだまだ平等には程遠いのが現状です。

生物における性の変化、現場最前線での取り組み、国内外の現状、それらを踏まえて海のジェンダー平等を目指すにはどうするべきか。
様々な角度から17人の女性識者が論じます。

【目次】

はじめに

窪川かおる  海洋でのジェンダー平等を実現することはなぜ大切か
秋道智彌   海から探るジェンダー論

第1章 ジェンダー論の地平

長谷川真理子 性の起源―性とは何か?
岩⽥恵理   性転換する海洋生物―性という戦略
窪田幸子   アボリジニにおける両性具有―ドリーミングの虹蛇
明星つきこ  男と女をつなぐ船―南スラウェシにおける船づくりに見るジェンダー観
桑原牧⼦   ポリネシアにおける多様な性の共⽣―マフとラエラエ

第2章 海洋保護の最前線で

阿部朱音   タイのジュゴン保護区と漁民―アンダマン海の事例
木村里子   スナメリを音響で追いかける
高橋そよ   サンゴ礁漁撈文化の知恵と物語を紡いで
小島あずさ  誰もが海ごみ問題の当事者
清野聡子   対馬における海洋保護区

第3章 海のジェンダー平等へ

関いずみ   漁村女性のネットワークの展開と今後
原田順子   男性中心から男女共同参画へ
古谷千佳子  海女たちの世界
宮澤京子   ミクロネシアから考えるジェンダー平等
窪川かおる  女性たちをエンパワーするために
徳永佳奈恵  水産経済学と女性のキャリア
北田桃子   流れを変える―海のジェンダー平等へ

おわりに

阪口秀    母が遺した言葉

用語集

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