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貧困理論入門~連帯による自由の平等~

志賀 信夫  著

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価格 \2,200(税込)         

発行年月 2022年05月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 222p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/社会問題・社会運動
ISBN 9784909237651
商品コード 1034297347
NDC分類 368.2
基本件名 貧困
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2022年07月2週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034297347

著者紹介

志賀 信夫(著者):志賀信夫
県立広島大学保健福祉学部准教授
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。NPO法人結い理事。日向市子ども未来応援会議副会長(宮崎県日向市による子どもの貧困対策会議)。主な著書に、『貧困理論の再検討―相対的貧困から社会的排除へ』(単著、法律文化社、2016年)、『地方都市から子どもの貧困をなくす』(畠中亨・志賀信夫共編、旬報社、2016年)、『ベーシックインカムを問いなおす―その可能性と現実』(佐々木隆治・志賀信夫共編、法律文化社、2019年)、『どうする日本の福祉政策』(埋橋孝文編著、担当相:第5章「貧困—反貧困の貧困理解」、ミネルヴァ書房、2020年)、『福祉再考―実践・政策・運動の現状と可能性』(田中聡子・志賀信夫共編、旬報社、2020年)などがある。

内容

貧困問題は、依然として深刻な社会問題であり続けている。
私たちはどうすればこの問題を緩和し、根絶することができるのだろうか?

それを考えるためにも、そもそも「貧困とは何か?」と改めて問うことは重要な課題だ。

本書では、ブース、ラウントリーらの貧困調査による「絶対的貧困」からはじまり、べヴァリッジの社会保障論を経由して、タウンゼントの「相対的貧困」、EUの「社会的排除」へといたる、「貧困概念」の歴史的な拡大過程を追いながら、貧困対策の理論的核心を探っていく。

貧困研究で期待の若手が、資本主義における階級と階層の両概念に改めて光をあてつつ「貧困理論」を基礎から解説する初の入門書。

【推 薦】
いくら研究が増えても、理論が間違っていたら、現状は変えられない。
必要なのは階級論的貧困理論。
貧困克服のための「脱資本主義宣言」!
──橋本健二 社会学者

「貧困に陥ったら自己責任である」あなたがそう思っているのなら、車椅子ユーザーの私が電車に乗る時、毎回不便を感じ、時には乗せてもらえないのは仕方がないことなのでしょうか? 改善を求めるのはワガママなのでしょうか。平等に見えながらも、違いを受け入れない社会はつらいです。この本の「選んだ貧困ではなく、社会的排除による、押し付けられた貧困がある」の視点に、私は救われました。自由の平等を求め続けたいです。
──伊是名夏子 コラムニスト

貧困問題は、僕らが生きているこの時代に終わらすことができる。
そのためには、みんなが関心をもって取り組むことが大切だ。
本書は、貧困問題を正しく理解する上での良書である。
──田口一成 株式会社ボーダレス・ジャパン

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