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文学授業のカンドコロ~迷える国語教師たちの物語~

難波 博孝, 助川 幸逸郎, 幸坂 健太郎, 岡田 真範, 山中 勇夫  著

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価格 \2,090(税込)         

発行年月 2022年07月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 230p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/教育学/教科教育学
ISBN 9784909658807
商品コード 1034732160
NDC分類 375.85
基本件名 国語科
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2022年08月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034732160

著者紹介

難波 博孝(著者):1958年生まれ。広島大学大学院人間社会科学研究科教授。主な著書に『母語教育という思想』(世界思想社、2008年)、『ナンバ先生のやさしくわかる論理の授業』(明治図書、2018年)などがある。
助川 幸逸郎(著者):1967年生まれ。東海大学文化社会学部教授・岐阜女子大学文化創造学部非常勤講師。主な著書に『文学理論の冒険』(東海大学出版会、2008年)、『謎の村上春樹』(プレジデント社、2013年)、『教養としての芥川賞』(重里徹也との共著、青弓社、2021年)などがある。
幸坂 健太郎(著者):1986年生まれ。北海道教育大学札幌校准教授。主な論文に「論説・評論を「自分と結びつける」ことの概念区分」(『読書科学』61(2)、2019年)がある。
岡田 真範(著者):1968年生まれ。広島なぎさ中学校・高等学校教諭(現在は高等学校所属)。主な論文に「村上春樹『鏡』の授業の実践報告」(『日本文学』69(4)、2020年)がある。
山中 勇夫(著者):1978年生まれ。広島大学附属小学校教諭、広島大学大学院人間社会科学研究科博士課程後期在学中。主な論文に「読書感想文指導を作文教育の視点から実践する」(『宇大国語論究』19、2008年)、「あまんきみこ『おにたのぼうし』の教材価値と授業実践―「断絶」を見据えて―」(『日本文学』65(8)、2016年)がある。

内容

小中高の国語の授業、必携書!
国語の授業で、現場の教員が一番悩んでしまう「視点」「語り手」についてわかりやすく伝え、考える、今まであるようでなかった本です。
本書は、文学教材をより深く理解するための「視点」「語り手」を、なるべくわかりやすく現場の先生方に伝えるべく、物語仕立てでお届けします。
取りあげる教材は、「ごんぎつね」(新美南吉)、「走れメロス」(太宰 治)、「羅生門」(芥川龍之介)、「海の命」(立松和平)、「少年の日の思い出」(ヘルマン・ヘッセ 高橋健二訳)、「鏡」(村上春樹)、「白いぼうし」(あまんきみこ)、「故郷」(魯迅・竹内 好訳)、「舞姫」(森 鷗外)。本文中で引用するほか、全文を巻末に掲載しました。また随所にコラムを配し、「視点」「語り手」のことを理解できるように努めました。

文学が私たちにどんな影響を及ぼすのか、私たちがなぜ文学を国語教室で子どもたちに読ませるのか。これらを根源的に考えるために。時代が変わっても、本質的な問いを立て続け、子どもたちと考え続けるために。考え抜いて作った本です。
同時に物語読解のための、「視点」「語り手」について学ぶための入門書にもなっています。

執筆は、助川幸逸郎、幸坂健太郎、岡田真範、難波博孝、山中勇夫。
執筆協力に、井浪真吾(岡山理科大学教育学部講師)、金田唯人(北海道根室高等学校教諭)、菊野雅之(北海道教育大学釧路校准教授)、鈴木愛理(弘前大学教育学部准教授)、高瀬裕人(琉球大学教育学部准教授)、難波健悟(岡山県立岡山操山高等学校教諭)。

【「現場の先生たちは、いそがしい」。ワタシが役に立てることは、何かないものだろうか――。日本文学研究者のスケガワは、今日もそんな思いで、国語の先生たちの勉強会に参加する。
子どもたちを前に、授業に力を尽くしたいと考えている仲間、ヤマナカ先生、ナンバ先生、オカダ先生、加えて学生のコウサカ君とともに日々、文学授業の勉強会をひらいているのだ。
本書は、そんな迷える国語教師たちによるある日の勉強会の物語。何やら楽しげですよ。】

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