戦争映画の社会学(戦争社会学研究 vol.2)
山本 昭宏 著
内容
目次
特集1 「戦争映画の社会学」①『野火』の戦争社会学 『野火』の戦争社会学/山本昭宏 戦争映画の社会学のために/野上 元 「野火」に映る戦後/福間良明 『野火』の戦争社会学のために/成田龍一 『野火』にみる武蔵野の風景とフィリピンのゲリラ/青木 深 人肉食が起こりうる世界を物語るということ/松下優一 特集1 「戦争映画の社会学」②戦争娯楽映画の系譜 「戦争映画」の拡大領域/山本昭宏 戦争娯楽映画を読み解く/好井裕明 『宇宙戦艦ヤマト』から『君の名は。』へ/足立加勇 戦争遺産へのまなざし/濱田武士 特集2 旧戦地に残されたもの 旧戦地に残されたもの/西村 明 遺骨収集の「再開」と戦友会/中山 郁 旧帝国圏における日本人戦没者の遺骨処理問題/浜井和史 太平洋戦争期のマーシャル諸島での朝鮮人軍属/趙 誠倫 「戦争の記憶」の状態/キース・L・カマチョ 投稿論文 日本占領期ジャワにおける占領統治と衛生の確立/小林和夫 書評 戦争社会学の地平をめぐって:『戦争社会学―理論・大衆社会・表象文化』/若林幹夫 戦争の「神話化」と「平凡化」をジェンダー化する:『「戦争体験」とジェンダー:アメリカ在郷軍人会の第一次世界大戦戦場巡礼を読み解く』/南川文里 「被害者」の資料をいかに扱うか:『「慰安婦」問題の言説空間』/加島 卓 脱植民地化・脱軍事化のための歴史叙述に向けて:『戦禍を記念する―グアム・サイパンの歴史と記憶』/長島怜央 国家は死を管理できるか:『記憶と追悼の宗教社会学』/荻野昌弘 編集後記
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