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陰陽師とは何者か~うらない、まじない、こよみをつくる~

国立歴史民俗博物館  編
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \2,750(税込)         

発行年月 2023年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 326p
大きさ 26cm
ジャンル 和書/人文科学/心理学/心理学史・心理学理論
ISBN 9784909782212
商品コード 1036989067
NDC分類 148.4
基本件名 陰陽師
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2023年11月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036989067

内容

いま「陰陽師」といえば、多くの人が思い浮かべるのは、小説やマンガなどに描かれる、人知を越えた霊的な能力を持つ平安時代のマジカルな存在、安倍晴明の姿だろう。

しかし陰陽師は平安貴族の政争のなかにだけいるのではなかった。
歴史を通じて、古代から明治はじめまで陰陽師は存在し、社会のなかで大きな役割を果たしてきた。
時間と空間(方位)の吉凶を調整し、占い、祭祀、まじないに携わることによって、国家の存立からお産・病など個人のくらしにいたるまで、人々に安心をもたらし、未来への指針を示してきた。各時代の暦の作成・頒布にも深く関わった。
そのために最新の知識・技術や経験を継承し、時間と空間に対する感覚をつちかい、磨き上げ、それらを人々に伝える真摯な努力を続けてきたのが陰陽師である。

本書は、具体的な資料にもとづいて、古代から近代にいたる歴史のなかで、陰陽師がどのような役割をはたし、どういった文化を担っていたのかを紹介する。
また、安倍晴明にまつわる「ものがたり」も取り上げ、伝承の世界の陰陽師像についても見つめ、最後に陰陽師たちが作り、広めた暦に焦点をあて、その現代に至るまでの姿を追いかける。
240点以上の資料をカラー写真で掲載。

【2023年10月3日から12月10日に国立歴史民俗博物館で開催する同名の企画展示の図録】

■執筆者(執筆順)
小池淳一(国立歴史民俗博物館)
細井浩志(活水女子大学国際文化学部)
赤澤春彦(摂南大学国際学部)
遠藤珠紀(東京大学史料編纂所)
松山由布子(中京大学教養教育研究院)
田中大喜(国立歴史民俗博物館)
梅田千尋(京都女子大学文学部)
山本琢(京都府立京都学・歴彩館)
小田真裕(船橋市郷土資料館)
近藤絢音(神奈川県立公文書館)
水谷友紀(京都府立大学)
林 淳(愛知学院大学文学部)
小田島梨乃(東京大学大学院博士課程)
下村育世(日本学術振興会特別研究員)

■目次
第Ⅰ部 陰陽師のあしあと
 第一章 陰陽師、あらわる―古代の陰陽道
 第二章 陰陽師、ひろがる―中世の陰陽道
 第三章 陰陽師、たばねる―近世の陰陽道
 第四章 陰陽師の仕事
 第五章 陰陽道と民俗

第Ⅱ部 安倍晴明のものがたり
 第一章 安倍晴明とその子孫
 第二章 安倍晴明のライバルたち
 第三章 転生する安倍晴明

第Ⅲ部 暦とその文化
 第一章 暦をくばる
 第二章 暦をかえる
 第三章 暦をそろえる

目次

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