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軍記物語講座<第3巻> 平和の世は来るか

井上 泰至, 長坂 成行, 和田 琢磨, 小秋元 段, 森田 貴之, 北村 昌幸, 君嶋 亜紀, 伊藤 伸江, 吉田 永弘, 小助川 元太, 山田 尚子, 今井 正之助, 黒石 陽子, 呉座 勇一, 李 章姫  著

松尾 葦江  編
在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 10日間  数量 冊 
価格 \7,700(税込)         

発行年月 2019年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 12p,278p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784909832238
商品コード 1031108535
NDC分類 913.43
基本件名 軍記物語
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2019年12月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031108535

著者紹介

井上 泰至(著者):防衛大学校教授
著書・論文:『秀吉の虚像と実像』(共編著、笠間書院、2016年)、『武家義理物語』(共著、三弥井書店、2018年)、『関ケ原合戦を読む:慶長軍記翻刻・解説』(共編著、勉誠出版、2018年)など。
長坂 成行(著者):奈良大学名誉教授
著書・論文:『伝存太平記写本総覧』(和泉書院、2008年)、『穂久邇文庫蔵 太平記〔竹中本〕と研究(下)』(未刊国文資料刊行会、2010年)、『篠屋宗礀とその周縁 近世初頭・京洛の儒生』(汲古書院、2017年)など。
和田 琢磨(著者):早稲田大学教授
著書・論文:『太平記 生成と表現世界』(新典社、2015年)、「乱世を彩る独断 『太平記』の天皇たち」(『東洋通信』53巻6号、2017年2月)、「『大館持房行状』に見る五山僧の『太平記』受容 『太平記』を利用した家伝の作成」(『季刊 悠久』151号、2017年11月)など。
小秋元 段(著者):法政大学教授
著書・論文:「『源平盛衰記』と『太平記』 説話引用のあり方をめぐって」(松尾葦江編『文化現象としての源平盛衰記』笠間書院、2015年)、「神田本『太平記』の表記に関する覚書 片仮名・平仮名混用と濁点使用を中心に」(『太平記』国際研究集会編『『太平記』をとらえる』第三巻、笠間書院、2016年)、『増補太平記と古活字版の時代』(新典社、2018年)など。
森田 貴之(著者):南山大学准教授
著書・論文:『日本人と中国故事 変奏する知の世界』(共編、勉誠出版、2018年)、「『太平記』と元詩 成立環境の一隅」(『国語国文』76巻2号、2007年2月)、「『八幡愚童訓』甲本漢籍利用法粗描 武内宿禰と北条氏に触れつつ」(『国語国文』86巻4号、2017年4月)など。
北村 昌幸(著者):関西学院大学教授
著書・論文:『太平記世界の形象』(塙書房、2010年)、「『太平記』の引歌表現とその出典」(『太平記』国際研究集会編『『太平記』をとらえる』第一巻、笠間書院、2014年)、「いくさの舞台と叙景歌表現」(『中世文学』63号、2018年6月)など。
君嶋 亜紀(著者):大妻女子大学准教授
著書・論文:『新葉和歌集』(和歌文学大系44、共著、明治書院、2014年)、「後醍醐天皇と雲居の桜 『新葉集』の撰集意図を探る」(『国語と国文学』84巻7号、2007年7月)、「『新葉集』の住吉歌群」(『国語と国文学』95巻1号、2018年1月)など。
伊藤 伸江(著者):愛知県立大学教授
著書・論文:『中世和歌連歌の研究』(笠間書院、2002年)、『心敬連歌 訳注と研究』(共著、笠間書院、2015年)、「心敬と慈円和歌 その受容と変奏」(『文学・語学』207号、2013年)など。
吉田 永弘(著者):国学院大学教授
著書・論文:『転換する日本語文法』(和泉書院、2019年)、『日本語文法史研究 4』(共編、ひつじ書房、2018年)、「文法が分かると何が分かるか」(松尾葦江編『ともに読む古典中世文学編』笠間書院、2017年)など。
小助川 元太(著者):愛媛大学教授
著書・論文:『行誉編『壒嚢鈔』の研究』(三弥井書店、2006年)、『源平盛衰記年表』(共著、三弥井書店、2015年)、「乱世における百科事典と文学 中世後期の武士の教養」(日下力監修、鈴木彰・三澤裕子編『いくさと物語の中世』、汲古書院、2015年)など。
山田 尚子(著者):成城大学准教授
著書・論文:『中国故事受容論考 古代中世日本における継承と展開』(勉誠出版、2009年)、『重層と連関 続中国故事受容論考』(勉誠出版、2016年)、「西王母譚の展開 『唐物語』第十六話をめぐって」(『慶應義塾中国文学会報』2号、2018年3月)など。
今井 正之助(著者):愛知教育大学名誉教授
著書・論文:「永和本『太平記』の復権」(『國學院雑誌』114巻11号、2013年11月)、「永和本『太平記』考」(愛知教育大学『日本文化論叢』22号、2014年3月)、「〝やりきれない〟話 高師泰の悪行とその被害者」(松尾葦江編『ともに読む古典 中世文学編』笠間書院、2017年)など。
黒石 陽子(著者):東京学芸大学教授
著書・論文:『近松以後の人形浄瑠璃』(岩田書院、2007年)、『十七世紀の文学』近世文学史研究一(共著、ぺりかん社、2017年)、「『菅原伝授手習鑑』三段目「車曳」考 松王丸人物解釈の変容」(『国語と国文学』94巻8号、2017年8月)など。
呉座 勇一(著者):国際日本文化研究センター助教
著書・論文:『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』(中央公論新社、2016年)、「永享九年の『大乱』 関東永享の乱の始期をめぐって」(植田真平編『足利持氏』シリーズ・中世関東武士の研究第二〇巻、戎光祥出版、2016年、初出2013年)、「足利安王・春王の日光山逃避伝説の生成過程」(倉本一宏編『説話研究を拓く 説話文学と歴史史料の間に』思文閣出版、2019年)など。
李 章姫(著者):法政大学大学院院生(博士後期課程)
著書・論文:「天正本『太平記』巻二十六「大稲妻天狗未来記事」の視点」(『軍記と語り物』52号、2016年6月)、「天正本『太平記』巻二十七「諸卿意見被下綸旨事」における漢楚合戦記事をめぐって」(『日本文學誌要』95号、2017年3月)、「天正本『太平記』記事構成と霊剣」(『法政大学大学院紀要』82号、2019年6月)など。
松尾 葦江(編者):1943(昭和18)年神奈川県生まれ。博士(文学)。
専門は日本中世文学、特に軍記物語。
主な著書:『平家物語論究』(明治書院、1985年)、『軍記物語論究』(若草書房、1996年)、『軍記物語原論』(笠間書院、2008年)、『太平記 下』(日本の文学古典編、ほるぷ出版、1986年)など。

内容

執着と虚無の張りつめた軍記物語の世界へ。

文学のみならず、歴史・芸術・言語等の周辺分野からのアプローチも交じえた、最新の研究成果を提示。この20年のうちに大きく変化してきた軍記物語研究の現在と、今後を見据えた文学本来の課題を照らしだす。

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