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巫・占の異相~東アジアにおける巫・占術の多角的研究~

小南一郎, 大形徹, 山下克明, 上野勝之, 平林章仁, 豊田裕章, 奈良場勝, 山里純一, 中町泰子, 塩月亮子, 吉村美香  著

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価格 \3,960(税込)         

発行年月 2023年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 3p,352p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/心理学/心理学史・心理学理論
ISBN 9784909868107
商品コード 1036376679
NDC分類 148.022
基本件名 易・占い-歴史
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2023年10月2週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036376679

著者紹介

小南一郎(著者):泉屋博古館名誉館長。専門は中国古代史。主な著書に『楚辞』(岩波文庫、2021年)、『詩経─歌の始原』(岩波書店、2012年)、『西王母と七夕伝承』(平凡社、1991年)などがある。
大形徹(著者):立命館大学衣笠総合研究機構特別招聘研究教員(教授)。専門は中国哲学。主な著書に『不老不死 仙人の誕生と神仙術』(復刊、志学社選書、2021年)、『魂のありか-中国古代の霊魂観』(角川選書、2000年)などがある。
山下克明(著者):大東文化大学東洋研究所兼任研究員。専門は日本古代・中世文化史。主な著書に『平安時代陰陽道史研究』(思文閣出版、2015年)、『平安貴族社会と具注暦』(臨川書店、2017年)、『発現陰陽道―平安貴族与陰陽師』(梁晓弈・訳、社会科学文献出版社、2019年)などがある。
上野勝之(著者):国際日本文化研究センター機関研究員。専門は日本古代・中世文化史。主な著書に『王朝貴族の葬送儀礼と仏事』(臨川書店、2017年) 、『夢とモノノケの精神史』(京都大学学術出版会、2013年)などがある。
平林章仁(著者):龍谷大学元教授。専門は日本古代史。主な著書に『雄略天皇の古代史』(志学社選書、2022年)、『「日の御子」の古代史』(塙書房、2015年)、『謎の古代豪族 葛城氏』(祥伝社新書、2013年)、『鹿と鳥の文化史』(白水社、1992年、新装版 2011年)、などがある。
豊田裕章(著者):国際日本文化研究センター客員教授。専門は都城制、都市史、庭園史。主な著作として、「アジアからみた日本の都城」(川尻秋生編『古代の都城と交通』所収、竹林舎、2019年)、「水無瀬殿(水無瀬離宮)の都市史ならびに庭園史的意義」(奈良文化財研究所『中世庭園の研究―鎌倉・室町時代』所収、2016年)などがある。
奈良場勝(著者):国際日本文化研究センター共同研究員(2020年度)。専門は日本中世・近世易学。主な著書、論文に『近世易学研究―江戸時代の易占―』(おうふう、2010年)、「江戸時代の易占書の特質」(『新陰陽道叢書』近世編所収、名著出版、2020年)などがある。
山里純一(著者):名桜大学大学院特任教授。専門は民俗学・琉球の民俗文化。主な著作に「琉球王府の雨乞儀礼」(『国際沖縄研究』2号、2010年)、「沖縄における星の信仰」(『沖縄民俗研究』34号、2016年)、「琉球の占術文献と占者」(『新陰陽道叢書』第4巻所収、名著出版、2021年)などがある。
中町泰子(著者):神奈川大学講師。専門は民俗学・占いとまじない文化。主な著書、論文に『辻占の文化史―文字化の進展からみた呪術的心性と遊戯性―』(ミネルヴァ書房、2015年)、「パワースポットはなぜ流行る?―聖地巡礼とスピリ チュアリティ」(福田アジオ編『知って役立つ民俗学-現代社会への40の扉―』所収、 ミネルヴァ書房、2015年)などがある。
塩月亮子(著者):跡見学園女子大学観光コミュニティ学部観光デザイン学科教授。専門は文化人類学・宗教人類学。主な著書、論文に「再魔術化する世界と現代沖縄文学―「シャーマニズム文 学」の諸相―」(『戦後・小説・沖縄―文学が語る「島」の現実―』所収、風日舎、2010年)、『沖縄シャーマニズムの近代―聖なる狂気のゆくえ―』(森話社、2012年)、「沖縄における死と観光―二人称から三人称、そして一人称の死の旅へ―」、(南島史学会編『東アジアにおける南島研究―南島史学会創立50周年記念論集』所収、春風社、2021 年)などがある。
吉村美香(著者):国際日本文化研究センター客員准教授(2020年度) 。専門は民俗学・東アジアの民俗文化。主な著書に『東医宝鑑叢書:江戸に朝鮮医学がもたらされる』(韓医学研究院、2021年)、『村山智順の生涯と巫俗研究』(民俗苑、2014年)などがある。

内容

「巫術」「占術」は「人類普遍の営み」である

いまだに「迷信」というイメージのつきまとう「巫術」「占術」であるが、その実、古今東西人類普遍の営みであり、そうであるならば学問の対象としての価値は言うまでもない。
本書の出発点となった国際日本文化研究センターの共同研究会では、「人類普遍の営み」であることを念頭に、学際的・多角的な検討を掲げ、分野・時代・地域を超えて多くの研究者の参加を得た。
加えて、本書を編むにあたっては、共同研究会のメンバーにとどまらず、関連する研究を行っている専門家からも寄稿を得た。
中国殷代の甲骨文から始まり、古代・中世の日本列島や琉球、朝鮮のさまざまな占いや巫術を経て、現代の沖縄・横浜中華街の占いに至る11篇の論考により、日本列島を軸とした占術と巫術の空間的・ 歴史的な展開が多面的に浮かび上がる。

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