丸善のおすすめ度
古民家のみらい~成熟した社会を目指して~(松井郁夫仕事集 2)
松井郁夫
著
発行年月 |
2022年01月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
237p |
---|
大きさ |
30cm |
---|
|
ジャンル |
和書/理工学/建築学/各種の建築 |
---|
|
|
ISBN |
9784910069043 |
---|
|
商品コード |
1034126332 |
---|
NDC分類 |
527 |
---|
|
|
本の性格 |
学術書 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2022年03月1週 |
---|
|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034126332 |
---|
内容
古民家は、無名の職人たちの優れた「技術」と「技能」によって建てられています。山も素材も豊富だった、「むかし」の仕事は、手間を惜しまずに骨をおった職人たちの、無欲で無心な努力の結集です。
わたしたちの使命は、今なお生き続けている古民家をつくった、名もない職人たちの志を引き継ぎ、古民家の「架構」と「仕組み」を伝えることだと思います。
生活が今のように便利ではない頃も、人々は心豊かに暮らしていたと思います。
真の豊かさは、「本物」の無垢の木や土などの「本来」のもの、つまり自然素材に囲まれて暮らすことだと考えます。目指すべき「みらい」は、見たこともない新しい空間の中にあるものではなくて、豊かな「むかし」の記憶につながる「懐かしい未来」の中にあるものだと考えます。
この本の再生事例は、架構を裸にしてから直す「スケルトン改修」です。動かせない柱や梁をそのままに、「骨」と「皮」にして抜本的な蘇生を目指します。