内容
近年の生命科学と創薬科学の進歩に基づいて登場した多数のペプチド性医薬品は生理学的、病理学的に理論通りの薬理作用を示すことから医療の現場に劇的な影響を与えており、高純度でかつ大量のペプチドを合成するための方法論が必要になっています。本書はこのような時期に、ペプチド合成と創薬研究のマイルストーンとしてペプチド合成の基本と新技術から創薬研究への展開までの広範囲にわたる内容を日本における第一線のペプチド研究者、さらには海外の最先端ペプチド合成研究グループからも執筆いただき、さらなる画期的なペプチド合成法の開発とその創薬研究への応用ならびにペプチド医薬品の開発へとつながることを期待して企画されております。(序章より抜粋)